今回は光の性質についての話題でした。
光の性質
光源から近いと明るくて小範囲、離れると暗いけど広範囲になるというのは、我々は生活の中でもなんとなく理解できる現象です。
瓦版ではその具体的な概算が示されています。特にPPFDは距離による増減が激しいので、ライトの位置調整の際には注意が必要です⚠️
ただし、文中にも計算上は2400が実際には1200程度とあるように、光源や周辺環境によっては大きく左右される事もあるようです。概算はあくまで参考として考え、可能ならば測定したほうがよさそうですね🤔
水槽の蓋やディフューザー
蓋は魚の飛び出し防止、蒸発防止、水跳ね防止などが得られる優れものです。しかし、その反面で光の透過に関しては制限される部分があります。瓦版では素材による透過性の違いが明示されており、とても参考になります。ご自身が飼育されている生体や蓋としての扱いやすさに応じて素材選びを行うのも重要な要素ですね。
ディフューザーに関しては瓦版9号にも出てきました。その目的は光をブレンドして均一化させることとしています。これにより、光量の20〜30%が減衰してしまいます。内容的に、より広範囲に光を届ける効果も期待してしまうかもしれませんが、そうではなく、あくまで光を均一化させる事に特化しているようです。これによって、各色がより混ざり合ったマイルドな光となり、マルチカラーシャドーは軽減が期待できます。しかしながら、光の届く範囲に関してはむしろマイナス効果にもなりうるので、ここは勘違いしないように注意が必要です⚠️