今回はLED照明の光の広がりについての内容でした。
ビーム角
ビーム角とは一般的には直下方向に対する明るさの半分になる角度を表した言葉です。この数値が狭ければスポットライトのように局所的に照らす用途に向いており、広ければ満遍なく広範囲を照らす用途に向きます。アクアリウムのメイン灯具としては後者の広く照らす事が重要となり、ビーム角は広い数値が望ましくなります。ただし、広くすれば、当然光量が落ちてしまいます。現状のLED素子の能力では80〜90度という数値が至適な数値のようですが、質の劣る素子の場合は角度を狭くして光量を確保している場合があるようです。
また角度が広がった場合に問題になるのが、その際の光量の分布です。広くなっても中央に光量が寄ってしまってはアクア用のメイン灯具としては理想的ではありません。このため、製品によってはここもこだわりを持ってレンズやリフレクターを用いて光量を均等に分布させるべく改善を図っています。
瓦版ではSPECTRAやRadionなどの配光分布が掲載されており、これらの照明が優秀であるのが良く分かります。