瓦版 第17号 「サンゴに色んな波長を当てて蛍光チェックしよう!」

今回は実際のサンゴの蛍光の探し方について紹介されていました。

サンゴの蛍光タンパクを探すには、対応する励起波長を当てれば良いことは、ここまで瓦版を読み進められた方ならもうお分かりですよね❗️この際に最低限必要な光源としては、UV光:400nmViolet光:425nmDeepBlue光:450nmBlue光:475nmの4つになります。

SPECTRAやRadion、HydraなどのハイスペックなLED照明であれば、これらの波長を単独で照射することは可能です。お持ちの機材に上記の波長が備わっていれば、順に当てることでどのような蛍光タンパクを有しているかある程度把握することができます。ただし、蛍光の強度まで評価しようと思うと、励起波長の強度を揃えておく必要が出てきます。通常、LED照明では各波長で素子の数が異なるので、単に各波長出力を同じにしても各波長の強度を揃える事はできません。その為、瓦版には親切にもいくつかの有名LED照明での波長強度を揃えるための出力調整が示されています。

今回の話題とは関係ないですが、各LEDの調整早見表を見ていると、SPECTRAは他機種と異なりUVとVioletが強くDeepBlueとBlueが相対的に低くなっていますね👀 よくあるBlue波長領域を中心に尖ったスペクトルとは異なり、ワイドバンドブルーを満遍なく照射する特色が伺えます。

瓦版後半では実際に個別照射を行った実例が紹介されています。普段の鑑賞では見つけられないような素質を発見できる可能性もあり、私も今後試してみようかと思います😊