今回は蛍光タンパクと色素タンパクが光がない状態でどうなるかについての内容でした。
光がないとどうなるのか?
蛍光タンパクや色素タンパクは光がないとどうなるか?これは非常に気になるところですが、答えは『形成されなくなる』です。光に応答するタンパクなので、応答するものがなければ退縮してしまうのは当然と言えば当然ですね💦 ただ、これが分かっていても避けられない状況もあります。それがサンゴの側面や底面、根元などの元々直射光が当たりにくい場所です。こういった場所を観察してみると、私の水槽内でもサンゴ底面側は褐色や白色になっているサンゴは散見されます😓
光とポリプの関係
実際に起こっている事としては、暗い場所にはポリプは形成されにくいです。これも私の水槽でも同様でした。ポリプの働きは食事摂取が代表的とされます。ただ、光合成量の調整や褐虫藻の確保、産卵など、食事摂取以外のポリプの働きがあるため、その存在場所が偏在するのではと永二さんは考察されています。
また、もしかすると食事摂取だけではポリプの活動を支えられないために、自然と光合成がある程度可能な場所にポリプが存在しているのかも知れませんね🤔
上記のように必要な波長を含む光が十分ではない場合、蛍光タンパクや色素タンパク、そしてポリプまでもが退縮してしまいます。サンゴの底面側など、ある程度はたとえ自然界でも仕方のないことでもあるのですが、可能な限り回避したいところです。これを実現させる為には、なるだけ多くの方向から光を当たる環境を作ることが大事になります。これを行うにあたって意識すべきなのは、照明自体が出来るだけフラットな光量分布を行える機材であること、光の反射を利用することなどかと思います。SPECTRAはこの点でも特殊なリフレクターを採用することによって優秀な照明であると言えますね🙆♂️
反射については水槽内側の側面と底面が主体になるかと思います。これを意識すると、日々のガラス面の苔掃除は違う意味で大切な意味を持ちそうですね🤔 また底面に関しては、多くをライブロックなどで占めてしまうよりはスッキリさせたほうが反射的には有利でしょうね🤔 底砂も白くて反射しやすいに越した事はなさそうです。場合によっては敷かないという選択肢もありますが、底砂には濾過機能もありますので、一概には決められないですね。