今回はサンゴがチャイロイシになる原因について紹介されていました。
順位は永二さんに直接相談があった件数でランキング掲載されています。意外と光以外の問題で色落ちを経験されている方が多いですね💦 それか、光の調整では解決しないからこそ、永二さんのところに相談があったのかもですね🤔
1位 リン酸塩高値
1位はリン酸塩高値でした。リン酸塩については異常高値であればサンゴの骨格形成を阻害することは認識していましたが、茶石とここまで関連が強いのは知りませんでした💦 骨格形成阻害のそもそもの原因は、リン酸塩による『褐虫藻の活性低下』が引き金となっていたのですね✍️
リン酸塩は一般的にも、特にミドリイシ飼育では低い数値が目標値として示されており、ここでも0.02ppm以下が目標値として示されています。これは私の認識とも合致しています。ただしリン酸塩は栄養塩の一種でもあり、闇雲に減らすのは要注意です。完全に枯渇させてしまうと、それはそれで生体に悪影響が出ますので注意が必要ですね⚠️ 0ppmでも、プラスマイナスのバランスが取れた0なのか、完全に枯渇した0なのか、そこは大きく違うと思います。
2位 過剰な添加剤
この添加剤の過剰投与は、茶石に限らず様々な失敗要因になり得ます。特に測定が困難な項目での添加や、新しい項目の添加などは要注意ですね⚠️
各添加剤には当然マニュアルが存在しますが、水槽内の環境というものはアクアリストによって千差万別です。標準投与量はあくまで参考程度として、結局は自分の水槽でのベストな添加量というものを探る必要があります。
3位 重金属や金属元素の過剰
普段は海水内にわずかしか存在しない微量元素の一種です。私も経験がありますが、私の場合は吸着剤からのアルミ混入でした。多くはホビー用の試薬では測定困難なものが多いので、光や前述の原因ではない場合はICP検査を行なってみることも大切ですね。ただし、ICP検査は結果が出るのに時間がかかるので、状況によっては同時並行で検査するなどの工夫が必要です💡