水槽日記 バクテリア剤のラインナップを追加🦠

皆様お疲れ様です🌱

raikaです。

少し前にSNSでも発信していましたが、SPSを配置している水槽上層部分の岩肌で、茶苔の勢いが抑えられず困っていました。光合成がしやすくマガキガイが行けない場所なので、苔にとっては非常に住み良い場所なのでしょう😓 ただ、SPSの足元まで占拠するので、SPSもなんだか居心地悪そうですし、実際に被覆が進んでいないサンゴもいるようにも見えます☹️

そこで、少しでも上層の茶苔を減らすべくいくつか対策をしました。今回はその対策に際して導入したバクテリア剤を中心に記事にしてみようと思います✍️

注意⚠️

今回の記事は最後に自分の凡ミスによるオチがあります。最後まで読んで下さい🙏

茶苔に対して行った対策

苔はアクアリウムをやっているとほぼ必ずと言っていいほど生えてきます。鑑賞という面では、非常に美観を損ねますし、時にサンゴの成長を阻害したりもします。このため、苔の対策はアクアリウムをやる上で必須となります。

苔にはいくつか種類がありますが、今回我が家の水槽でしぶとく生えているのは「茶苔」と呼ばれるフワフワとした茶色の短く柔らかい苔です。苔の中でもポピュラーな種類の苔で、見た事ない方は居られないのではないでしょうか。これまでにも対策は当然行っていますが、今回新たに対策を追加しました。

フシウデサンゴモエビ

生物兵器は茶苔対策の代表格です。我が家でもすでにハギ、フシウデサンゴモエビ、貝類、ヤドカリなどが日々のお掃除を頑張ってくれています🧹 それでも勢いが強いので、まずは増員を行いました。今回増員した部隊はフシウデサンゴモエビです。

新水槽を立ち上げて間も無くお迎えしたエビで、この手のタイプの苔はよく食べてくれます。当初は5匹ほど入れており、今でも夜になるとどこからともなく出てきて、上層部のお掃除を熱心にやってくれています。この働きぶりを評価して、今回6匹ほど追加投入しました。

今回はアクアテイラーズさんの実店舗で購入しましたが、通販などでも簡単に入手できます。

フシウデサンゴモエビは時折、「大きな個体だとサンゴに対する被害があるのでは?」と言うご意見もありますが、我が家では特に悪さをしている様子はありません。サンゴを専門にしているショップでも、このエビに関しては苔対策としてオススメされる事もありますので、比較的安全に水槽に導入出来ると考えています。ただし、特にサイズが小さいと魚に捕食されるリスクがあるので、時折点呼を取ってあげた方が良いかと思います⚠️

マガキガイの移動

底面の掃除部隊としては超定番の生体です。その働きぶりはまるで掃除機のようで、苔をどんどん食べる姿は見ていて楽しいです😊

非常に優秀なマガキガイですが、高い場所には行けないという欠点があります。稀に、「どうやってそこまで登ったの⁉️」という瞬間がありますが、基本的には底面をずっとうろうろしています。

そんなマガキガイですが、水槽に手を入れる事があれば、ついでに捕まえて上層へ置くようにしました。うまくいけば、数時間は滞在して掃除してくれます。いつの間にか落ちてしまいますが、滞在している間は苔をしっかり食べて良い働きをしてくれます。

注意⚠️

今回の記事は最後に自分の凡ミスによるオチがあります。最後まで読んで下さい🙏

バクテリア剤の追加

最後に今回の主題でもあるバクテリア剤の追加を行いました。アクアリウムにおいて、バクテリアは水の浄化という面で様々な働きをしてくれます。そのうち、過剰となった苔の栄養を消費し、苔の繁殖を抑えるという効果があります。

これまで我が家では以下のバクテリア剤を使用しておりました。

2剤ともseachemから販売されているバクテリア剤で、立ち上げの時からずっと使用しています。特に使用していて困ったことはありませんし、ショップやユーザーからの評価も高いものです。

ただ、アクアリウムの商品に共通することなのですが、内容の詳細がいまいち不明で、この商品の場合も詳細な菌については記されていません。生物層は多様な方がよりバランスが取りやすいという私の感覚的には、さらに多様性を増やすことを期待して、別のバクテリア剤を追加する事にしました。

今回追加するバクテリア剤の詳細も結局は不明なので、内容が被るかもですが、前から気になっていた商品なのでこの機に試すことにしました。

アップCS1

今回追加したバクテリア剤はハンナ化粧品から販売されている「アップCS1」です。元は「アップCS &エンザイムコンプレックス」と呼ばれる商品でした。

バクテリア剤の多くは液剤となっていて、規定量を投与するだけですが、こちらの商品は少し変わっています。商品はバクテリアが含まれた粉剤とこれを賦活する液剤で構成されています。使用する場合は両者を飼育水と混ぜ合わせて投与するため、他のバクテリア剤に比べて少し手間がかかります

ただし、その手間がかかっても使いたくなる魅力がアップCSにはあります👀

CS1はどんなバクテリア剤か

CS1の特徴は、単なるバクテリア剤ではなく、スキマーを使用した独自の吸着効果も追加で得られることではないかと思います。これだけ聞くと、「なんでバクテリア剤なのに吸着効果?」となるかと思いますので、少し概要をご説明します。

休眠バクテリアの覚醒

アップCSは一粒が30〜60μmほどの微粒子で、この中に有益なバクテリア(好気性菌、嫌気性菌)がバイオフィルムに包まれた状態でバランス良く封入されています。封入時はバクテリアは休眠状態となっていますが、付属のEnzyme Coplex(酵素複合体)を添加することで覚醒し活性化します。

不要物の吸着

活性化したバクテリアは微粒子(アップCS)から出ていき、本来の働きを行います。バクテリアが出た後の微粒子はイオン交換作用により有機物やフミン酸などの不要物を吸着してくれます。これによって、バクテリア剤としてだけではなく吸着効果も得られるというわけです。

不要物を吸着したアップCSの回収

不要物を吸着したアップCSはサイズが大きくなり、また他のアップCSと結合することでさらに大きくなります。ある程度大きくなると、スキマーにより回収可能な状態となり、最終的にはスキマーによって水槽外に除去される仕組みです

以上の機序により、アップCSはバクテリア剤でありながら吸着もやってくれるのです。正直、本当にそこまでやってくれるのか疑いたくなるくらい至れり尽くせりですが、ここは国産のブランドですし信じようと思います🙆‍♂️

注意⚠️

今回の記事は最後に自分の凡ミスによるオチがあります。最後まで読んで下さい🙏

使用感と諸注意

raika
raika

では、実際に使用してみます!

使用の際はアップCSとEnzyme Complexを適量の飼育水のなかに入れて撹拌します。規定量の基準としては水量100Lの場合、アップCSが付属の小さじ4杯とEnzyme Complexが10mlです。私の場合は水量が400Lなので、アップCSは小さじだと16杯になり面倒です。大さじも付属しているのですが、大さじの容量は添付のマニュアルには記載がありません😓 調べたところ、大さじ0.5杯分で小さじ4杯分と同量のようでしたので、私の場合は大さじで2杯+Enzyme Complexが40mlが適量でした。

かなり混濁した液体になるので最初は不安になりますが、添加しても大丈夫です。ただし、添加の際はオーバースキミングの予防の為にメイン水槽に添加し、よく水槽内に拡散するように流れの強いところで添加するようにした方が良いです。投与してしばらくはスキマーの様子を観察し、状況に応じてスキマーのパワーを下げるのも一案かなと思います。ただし、添加後はバクテリアの作用により酸欠が生じやすいようなので、スキマーは切らない方が良いとのことです⚠️ 殺菌灯に関しては記載がありませんが、理屈的にはしばらく切る方がより効果的ではないかと思います。

添加後は少し水槽が濁りますが、時間経過(マニュアルでは6〜12時間)で徐々に治ります。鑑賞のことを考えると添加は寝る前などが良さそうです。

添加のサイクルは他のバクテリア剤と同様で、1回/週で換水後が推奨されています。

実際の効果の程ですが、苔は徐々に減り、今ではほとんど気にならないレベルに落ち着きました

いくつかの対策を段階的に行ったので、アップCSが優秀であったと断定出来ませんが、アップCSを投与するまではまだ残存していた苔が添加後にさらに減ったので、効果はあったと考えています🤔

今回使用してみて、良いバクテリア剤だと評価できましたが、残念な点もいくつかあります🙅‍♂️ 一つはすでにお伝えした使用時の一手間です。単に投入するだけのバクテリア剤に比べるとやはり面倒です。

加えて、コストの問題があります。私の場合はこれまでseachemの2剤を1回/週で使用しており、計算すると約230円/回のコストがかかっていました。それがアップCSの一番小さなサイズ(2t用)の場合では驚愕の約800円/回です😵 これはかなりお高いです💦 幸い他にもサイズがあり、大きいものの方がコスパが良くなっています😮‍💨 同様に計算すると、10t用で440円/回50t用で約265円/日でした。50t用であれば今と大差はないのですが、Enzyme Complexが5L容器になるので置き場に困ります💦 さらに我が家の水槽で50t用を規定量で使用する場合、使い切るのに31ヶ月かかります。アップCSの使用期限は24ヶ月なので、残念ながら使い切る前に期限が来てしまうのです😓 そう考えると基本は10t用を購入するので、440円/回…seachemと交互で使うにしても維持費は上がりそうです💦 まあ、大事な水槽の為には仕方がないとは思いますが、ここはそれなりのデメリットではないかなと考えます。

今回はしぶとかった水槽上層の「茶苔」の対策と、その際に導入した「アップCS」の使用感を記事にさせていただきました。

コストと少しの手間という課題もありますが、良いバクテリア剤ではないかと思いますので、我が家では継続して使用していこう思います。

「ではまた👋」…といつものように締めて投稿したのですが、投稿直後にありがたいご指摘が🙏

鋭い方は写真で気付かれたかも知れませんが、なんと私が使用していたアップCS、『淡水・汽水用』でした😵💦

淡水用もあるのは認識してたのですが、全く気付かず購入し、しかも何度か使うという😓 汽水にも使えるから事なきを得たのか…むしろ確かに効果はあると感じたのですが💦

商品リンクはちゃんと『海水用』なので、ご安心下さい🙇 ただ、商品の効果があったと言う内容はかなりあやふやな記事と言わざるを得ないです、すみません😢

記事を消そうかと思いましたが、こういう失敗談も大事だし、一瞬でも世に出したのでこのような形で修正して再掲載とさせていただきます😣

バクテリア剤としては良いものだと思ってますので、改めて『海水用』を購入して使用するつもりです🔥

では…また💨

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