皆様お疲れ様です🌱
raikaです。
前回は我が家で突如起こったウスエダの白骨化を記しました。原因が判然とせず、5月中頃に出していたICPの結果も気になっておりましたが、先日ちょうど結果が返ってきました❗️
なので、今回はそのICP検査の結果を見ていこうと思います。
主要元素
いつものように項目ごとにチェックしていきます。
まずは主要元素ですが、パッと見た感じ目に付くのが『Ca』の数値です。500ppm以上となったのは初めてです💦 Caは1回/週でRedSeaのキットで測定しており、毎回460〜470ppmでした。念の為、もう一度測定しましたが、やはり470ppm…。Mgも同様に測定しており、そちらはICPと同様の1500ppmで一定していたので、今回のCaの結果は若干判断に悩むところです🤔 試薬もだいぶ減ってきていますし、キットの劣化も考慮してそろそろ買い換えてもいいのかも知れませんね…。
次に気になったのがヨウ素です。前回も高値だったので添加量を減らしたのですが、逆に上昇しています。今回は添加してから飼育水を採取するまでの時間が少し早かったので、それが影響したのかも知れません。ヨウ素は水槽内での動態が早そうなので、評価は中々難しいと今回感じました。
残りの数値に関しては各項目ごとで見ると大きな問題はないかと思いました。が、前回の結果と比べると全ての数値が前回よりも高値となっています。ここでふと違和感が…。これら全ての数値の総量は塩分として把握されます。前回検査時と今回検査時とでは、自身で測定していた塩分は変化ないハズなのに、この結果はオカシイ…😓
塩分は私の場合は週1回の換水の際に飼育水と作った海水を測定し、それぞれ常に35‰になっている事を確認し、数値を保つように微調整しています。飼育水は塩ダレ等が原因で、足し水をキチンとやっておくと自然に下降する傾向にあります。この為、換水時には時折濃いめの海水を作って補正をする事がありました。ここで油断があったのですが、リフレクトメーターの校正は当初ずっとやっていたのですが、あまり狂わないので最近は校正をたまにしかしていなかったのです。これは確認したほうが良さそうです😓
恐る恐る校正をしてみると…やっぱり…😰 0点が大きくズレていました💧 すぐに校正して飼育水を測定すると塩分は約36.5‰でした🌀
少し上がっただけと感じる方もおられるかもですが、元々高めの設定でこの上昇は良くないです。特にインショア(内海)出身のサンゴは河口にも近く、塩分はどちらかと言うと低めな場所で育っている場合が多いです。先日の投稿でお伝えしたウスエダ達もインショア出身であった可能性は十分あるので、塩分が許容範囲を超えてしまったのかも知れません😫 相変わらず犠牲が出ないと気付かない自分が残念です🌀
取り敢えず塩分に関してはゆっくり補正していく必要がありますね💦
生理や色に関連する微量元素
では気持ちを切り替えて次に進みます。
本来はリン酸塩の項目ですが、いつものごとく問題のない数値でしたので次項の微量元素を見ていきます。
今回の定期ICPでは、当初はこの分野が最も気になっていました。というのも、前回の結果ではこの分野の多くが不足しており、更なる環境改善を行うべく微量元素の添加開始を行なっていたからです。
そしてその結果ですが…ほぼ変わらず💦
と言うかむしろ少し悪化とも取れますね😓 添加剤はRedSeaのトレースカラーズCのみを毎日1ml添加しました。推奨量は約1.5mlでしたが、過剰投与が怖くて少なめにしました。推奨投与量でも過剰になることもありますし、今回みたいなこともありますし、添加剤の調整は中々一筋縄にはいかないですね💦
今回の結果を受けて、添加量は取り敢えず推奨の1.5mlに変更することとします。
その他の微量元素
最後はその他の微量元素です。
ここで気になるのはやはり混入しやすいアルミニウムですが、今回はとうとう正常値を得る事ができました✌️ 結果論的にもアルミナ系吸着剤がやはり原因だったと言わざるを得ないのかなといった印象です🤔
あと、今回は初めましてのセレンが検出されました👀 あまり多くの情報を見つけることは出来ませんでしたが、セレンはサンゴの細胞膜に抗酸化作用をもたらすそうです。つまり、強光に対する耐性が高まります。非常にありがたいものですが、過剰になるとやはり有害です。上昇した理由も判然としませんし、今後の推移には注意が必要です。
今回は定期で行ったICPの結果を考察してみました。
結果として、ウスエダ白骨化の原因として有力な候補も見つかりました💦 やはり定期的にICPはやっておくと有益だなと実感しました。
取り敢えずまた2ヶ月ほどしたら定期検査として行おうと思います💡
ではまた👋