皆様お疲れ様です🌱
raikaです。
すっかり桜は散ってしまいましたが、今週は長男が小学校に入学するという我が家のビッグイベントがありました㊗️
幸い仕事を休むことが出来たので、夫婦でランドセルを背負った長男の晴れ姿を祝うことが出来ました。ここまで元気に大きくなってくれて本当に嬉しい限りです☺️
さて我が家の水槽ですが、先日はSPSが一体調子を崩した事をお伝えしました。幸い、処置したSPSはあれ以上に白骨化が進行することはなく経過しています。他のSPSも今のところは異変は無さそうですが、少し緊張感を持って毎日観察しています。とは言え全体的には悪くはない状態の我が家の水槽ですが、見えない異変が起きていないか確認する目的と、安定した状態の水質はどんな感じかを把握しておく意味も込めてICP検査をしました。
先日その結果が返ってきたので、前回の検査と比較しながら見ていこうと思います。
前回からの経過
まずは前回検査した時からの水槽の経過を簡単に振り返っておこうと思います👆
前回の検査を確認すると昨年の9月に測定していたので、約半年ぶりの検査となりました。検査に提出した時の水槽はそれなりに安定していた時期でしたが、その後に苔の大量発生→白点病→サンゴ薬害→ダイノス発生など大きな出来事が矢継ぎ早に起こりました。
今はそれらを乗り越えて、前回検査時よりもサンゴの調子は概ね良くなったのではないかと思います。
ちなみに使用したキットはいつもの如くFAUNA MARINEのICP検査キットです👇
主要元素
まず初めに主要元素から順に見ていきます。
左(上)が前回で右(下)が今回の測定値です。(以下同様です。)
個別の数値に大きな異常は認めませんでしたが、ナトリウムは以前と比較してもやや高めとなりました。いつも比重は高めで調整しているのですが、今後の換水で少し薄めていこうかと思います🤔
リン酸塩
次はリン酸塩です。
こちらは数値的にほぼほぼ変化のない状態でした。
生理や色に関連する微量元素
有益な微量元素に関しては、これまでRed Seaの添加剤などを使用して適正値を目指してきましたが、なかなか上手く管理できていませんでした。ただし、今回は一定の効果が出ていました。
比較すると、亜鉛、バナジウム、銅、ニッケル、マンガン、モリブデンの数値が上昇しており、亜鉛やニッケル、マンガンにおいては過剰になっていました💦
これに関しては、原因はおそらくこちらの添加剤ではないかと考えています👇
こちらは以前紹介したハンナ化粧品の添加剤で、その主な作用は褐虫藻の窒素同化を促進させる事です。その為に含有されている成分として、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、モリブデン、ニッケルなどの微量元素から構成されています。
今回上昇した成分の殆どを含んでおり、これ以外の添加剤の追加は行っていないのでおそらく間違いなさそうです。添加量は推奨量の半量で添加していましたが、一部は推奨値を上回っているので、今後はさらに添加量を半分に落として経過を見ていこうと思います。
ここに出てくる微量元素は、サンゴの生理活性や色に関わってきます。以前よりもサンゴの調子が良いと感じるのは、これらの数値が上昇したことが影響しているのも知れません🤔 個人的には鉄を適正値にしたいのですが、なかなか上手くいかないので、今後は鉄のみ添加できるものも検討していこうかと思います。
その他の微量元素
最後は上記以外の微量元素です。ここに関しては基本、過剰になると有害となることが多い印象で、どちらかと言うと検出されない方が嬉しい物質です。
概ね問題はないのですが、アルミニウムが若干適正値を超えてしまいました。
これに関しては、やはりリン酸吸着剤ではないかと考えています。昨年11月にサンゴが薬害を受けた際に、リン酸塩が少し上昇しました。これに対して、普段使っている鉄系の吸着剤に加えて、アルミ系吸着剤を少量追加しました。これによりリン酸塩は改善しましたが、アルミも若干上昇したのではないかと考えています。ちなみに使用したものはこちらです👇
シーケムのアルミ系吸着剤は、自社での検討でアルミの溶出はないとデータを出しているので、もしかすると今回は他に原因があるのかも知れません。また、溶出していたとしても以前使っていた製品ほどアルミの数値が高くはないので、製品としては良質だと思いますし、今後も必要であれば使用していこうと思っています🙆♂️
取り敢えず、今回の測定値でリン酸塩は概ね問題ない数値を確認できたので、吸着剤に関しては鉄系のみに戻そうかと思います。
今回は久しぶりに行ったICP検査をもとに、水槽管理の微調整を行いました。ちょっとした事ですが、常に変化する水槽を観察する方法としてオススメです👍 今後も時折測定していこうと思います。
ではまた👋