皆様お疲れ様です🌱
raikaです。
6月もあっという間に終わりそうで、本格的な夏が近づいてきましたね☀️ この時期になるとクーラーが壊れないか心配になります💦
今月は通常業務も緊急手術も多く、記事を書く時間がなかなか取れない日々でした💦 来月はどうなる事やら…。
そんな中、我が家の水槽でおめでたい事が起こりました😳 なんと、先代水槽開始初期から飼育しているカクレクマノミが唐突に産卵したのです‼️
嬉しい反面、稚魚飼育となると分からない事だらけで不安です💦
今回は卵の様子や今後の準備など、途中経過として記事にしようと思います✍️
我が家のクマノミ
まずは我が家のクマノミ夫妻について改めて紹介しようと思います🌱
夫妻は先代水槽開始初期から飼育を開始しています。クマノミの中でも最もポピュラーなカクレクマノミで、ブランク前にも飼育しており、『飼育しやすい』『比較的安価』『イソギンチャクとの共生が楽しめる』など、非常に人気のあるお魚で、私も大好きです😊 先代水槽のパイロットフィッシュとして導入し、今では2年以上経過しました。
アクアリウムを再開するにあたり、クマノミとイソギンチャクの共生は外せなかったので、早々にハタゴイソギンチャクもお迎えし、マイホーム含めて大事に育ててます。
そんなご夫妻ですが、この2年間は特に産卵する気配もなく経過していました。産卵させる為には、生餌などの栄養価の高いものをしっかり食べさせる事も必要です。うちは乾燥餌が基本なので、それが産卵しない原因と考えていました。なので、産卵をさせたくなったら準備して生餌バンバン与えようと思っていたのですが…。
卵を発見したのは6月23日の夜です。いつも通り水槽の手入れをしてる際、ふとクマノミの方を見ると岩に擦り付けるような、いつか見た産卵動画みたいな動きをしていました👀 まさかなと思ってその岩を見ると、何やらフワフワ動く小さなゴマみたいな…。やっぱりどう見ても卵です✨ その後しばらく観察しても産み付けるような動きはしないので、今産んだのかは定かではないですが、とうとう我が家でも産卵を観察する事ができました😳
嬉しい反面じわじわと来るのが…
『どうしよう、何の準備もしていない💦』
卵だけ観察して終わりにするのはしのびないですし、子供らにも良い経験となりそうです。何より、アクアリストとしてこの機会に稚魚飼育にチャレンジしてみたい🔥
唐突に始まりどこまで続けられるか分かりませんが、クマノミの稚魚飼育を頑張ってみようと思います💪
産卵~孵化についてお勉強📖✍️
兎にも角にも、まずは知識を付けないと始まりません💦 まず調べたのはInstagramです。と言うのも、フォロワーさんが既にクマノミ稚魚飼育を成功させ、日々の状況をアップされていたからです。また、その方々が利用されていたのが日海センターさんの繁殖キットでした。このショップの店長さんはくまパパと呼ばれ、クマノミの繁殖に熟知されているようで、調べる際には大変参考になりました✨ その他にもネットの情報や、ホビー雑誌など、急ピッチで情報をかき集めてみました💨
私の場合は特に狙って産卵が成功したわけではないですが、産卵させる為にも色々な工夫や条件があるようです。大事なポイントとしては以下のごとくです。
- 親に餌をしっかり与える
- 給餌や消灯の時間を決めて生活リズムを整える
- イソギンチャクは必須
- 水温は高め、25度〜30度
産卵は何よりも親の状態を良くしてあげる事が大事です。なので、しっかりと栄養価の高いものをたくさん与えて太らせることが重要となります。冷凍飼料などの生餌を日に複数回与えるなどは、産卵を促すのには効果的です。親が健康で大きければ、産む卵も大きく元気になるので、孵化後の生存率も高まります。我が家の場合は乾燥餌のみでしたが、今の水槽に引っ越してからは家族も日中に給餌してくれているようなので、それも効果的に働いたのではないかなと思います。ただし、栄養塩の上昇など、他の生体への影響には十分注意が必要です⚠️
生活リズムをつけてあげることも重要なようです。照明時間に関しては、ライトに設定されたものだけでなく、設置した部屋の照明も含めて昼夜のリズムをつけてあげればなお良いです。我が家の場合、リビングに水槽が設置されています。照明は23時に消灯して数時間月明かりの後に完全消灯です。部屋自体も、家族は子供の就寝に合わせて基本寝るので、おおむね水槽の照明と同じサイクルができていました。
イソギンチャクに関しては、居ると居ないとではクマノミにとってのストレスがかなり違うようです。イソギンチャクに入ってのんびりとくつろいでいる姿をご覧になれば一目瞭然だと思います。また、イソギンチャクがいれば、その付近に産み付けられた卵は結果的に外敵から守られます。そういった面でもイソギンチャクは成功の鍵として重要だと思います。ただし、イソギンチャクは他の生体にとっては脅威となる場合があります。移動してサンゴと接触や、誤ってイソギンチャクに触れた生体が捕食されてしまうなど、問題点を容認できる事が必要です💦
水温は高温が推奨されています。私の場合は23.5度〜24.5度で管理していたので、必ずしも25度以上にする必要はないのかとは思いますが、成功率をあげる為には高め温度を意識すると良さそうです。ただし、こちらもサンゴなどの生体と折り合いをつけながらの調整が大事です⚠️
上記の条件をできる範囲で整えてあげれば、あとは日々の観察です。産む前兆としては、産卵予定の場所を掃除し始めるようです。我が家でも、言われてみれば底砂を運んだりしているのを何度か最近目撃しました👀 産卵成功すると、上記の画像のような胡麻粒程度の卵がびっしりと産み付けられている様子を観察できます。
この期間は基本的には親クマノミにお世話を頑張ってもらいます。ですので、親クマノミには引き続きしっかりと餌を与えてあげると良いです。一度産卵し出すと、状態が良ければ何度も繰り返して産卵するようなので、それを促す為にも栄養は大事です。観察していると、パパクマノミがヒレで卵に酸素を送る様子が観察できます。なんとも甲斐甲斐しい光景です☺️
孵化までの期間は1週間〜2週間と間隔が少し大きいです。ただし、水温が孵化までの期間に関連し、28度程度だと1週間、25度くらいで12日程度となります。産み付け直後はオレンジ色で、孵化が近づいてくるとグレー調となり、直前になると稚魚の目が卵の先端付近に確認できるようになります。
飼い主はこの期間に稚魚飼育の準備をします。私は今ここのタイミングですが、日海センターさんで購入物品を選定中です。実に豊富な取り揃えと、セット販売も様々で悩みます💦 電話相談も非常に親切に対応してくださるので助かります🙏 今考えている準備物品は以下の通りです。
- 稚魚育成用の隔離ボックス
- 初期の餌とるワムシとその関連物品
- エアポンプ
稚魚は孵化直後は非常に弱く、ちょっとした水流でも弱って死んでしまうそうです。自然界でも一度に数百匹産みますが、生存率は恐ろしく低く、4〜5回の産卵で1匹生き残るかどうか😵 それほどに弱いので、稚魚飼育用のボックスも普通の隔離ボックスでは飼育できません。隔離ボックスは通常のものとは異なり、水流も遮断できるようなタイプのものが必要で、私は日海センターさんで販売されている専用のものを購入しようと思います。
餌も数ミリの稚魚が食べれるように「シオミズツボワムシ」と呼ばれる生きたプランクトンが必要になります。「ワムシ」と省略して呼ばれることが多く、こちらも日海センターさんに各種取り揃えて販売されています。我が家は大量に飼育するつもりはないので、お試しパックを購入してみようかと思っています。
今回は我が家のクマノミが産卵したことについてご紹介しました。孵化に立ち会えるか、稚魚を掬う事ができるかなど、まだまだ難関が続きますが、まずは準備を整えていこうと思います。
ではまた👋