皆様お疲れ様です🌱
raikaです。
我が家の飼育スタイルはMixed ReefでSPS、LPS、ソフトコーラルが1つの水槽に同居しています。特にSPSとLPSの飼育環境はかなり異なる為、両立にはそれなりの工夫が必要で難しいです。ただ、その工夫を考える過程は楽しいですし、うまくバランスが取れれば、目標としている水景に近づく事ができ、達成感もあります✨
そんなMIxed Reefスタイルですが、まだ加えていないサンゴがあります…それが『陰日性サンゴ』です🌙
陰日性サンゴは光合成が出来ない為、栄養維持は捕食に依存します。それ故に飼育が難しいサンゴと位置づけられています。これまでは、その難しさ故にお迎えを控えていたのですが、かねてより妻から希望がありました💁♀️
今回はそんな陰日性サンゴにチャレンジしてみましたので、その様子を紹介しようと思います。
イソバナ Melithaea flabellifera
今回利用したショップは、いつもプランクトンや天然海水を購入しているシュリンプさんです。シュリンプさんでは陰日性サンゴや海藻なども入荷する事があります。
お迎えしたのはイソバナと呼ばれるサンゴです。分類的には八放サンゴ亜綱ヤギ目イソバナ科に含まれるサンゴで、陰日性サンゴの中でも細かなポリプを持ちます。写真のように、暖色系の色素が非常に豊かで、カラーバリエーションもいくつかあり、黄色、オレンジ、ピンク、赤の個体を今回お迎えしました。特に赤の個体はポリプが黄色でとても可愛らしいです。イラストなどでよく描かれ、ダイビングでもよく見かけますので、一般的にサンゴと言うと、こういったイソバナのようなサンゴをイメージされる場合も多いように思います。
自然界では岩の影になるような部分で下向きに生えたりもするので、写真の個体は岩組に下向きで付けてみました。我が家の水槽でポリプが開くか心配しましたが、なんとか開いてくれています😮💨 ただ、常時開いている訳ではなく、どういう条件で開きやすいかまだつまめていません💦
今後、しっかりと観察と給餌を継続し、長期飼育を目指したいです🔥
ヤギ Echinogorgia sp.
イソバナと同様に比較的な小さなポリプをもつ陰日性サンゴです。購入したのはイソバナだけでしたが、こちらはおまけでつけていただきました✨
こちらがいただいたヤギです👇
開封時はただの枝のようでしたが、入海してしばらくすると全体にポリプが開いてくれました。こちらも色素が非常に強く、濃い紫色の個体です。ここまで強い紫色は我が家の水槽にないので、良いアクセントになります。
イソバナよりもポリプの開きが良好で、こちらの方が飼育難度は低そうな印象です🤔
陰日性サンゴ
多くのサンゴは褐虫藻と共生しており、褐虫藻が行う光合成で得られたエネルギーを利用する事が出来ます。このようなサンゴは『好日性サンゴ』と呼ばれます。これに対して、褐虫藻と共生せず、プランクトンなどを捕食する事のみでエネルギーを得ているサンゴを『陰日性サンゴ』と呼びます。
陰日性サンゴはその特性上、光のない所でも生存可能で、実際に自然界でも岩の影や深場などでも見られます。このため、陰日性サンゴの飼育環境としては光は不要となります。また、潮にのって流れてくるプランクトン等を捕食しますので、ある程度の水流が必要です。水温は光のない深場に多いので、少し低めの温度を好むようです。
飼育していく上で鍵となるのが給餌です。大きめのマウスを持つものは比較的給餌が楽ですが、小さなマウスのサンゴは餌を与えづらく、その分で難易度は上がります。
今回お迎えしたイソバナとヤギはいずれもポリプは小さく、どちらかと言えば飼育が難しい部類の陰日性サンゴかなと思います。ただ、見た目的に非常に魅力的でしたので意を決してお迎えしました。レイアウトしてみると、想定以上に『海らしさ』が演出できたので、チャレンジして良かったと思います😁
我が家のMixed Reefでどこまで飼育できるか未知数ですが、長期維持を目指していこうと思います🔥
ではまた👋