水槽日記 秋のICP検査🧪

皆様お疲れ様です🌱

raikaです。

今年は残暑が長いと思っていましたが、先週末くらいから一気に冷え込みましたね。過ごしやすい秋は一体どこに行ってしまったのでしょうか…。

さて、前回はSPSの接触について触れましたが、水槽の状態は大きく変わらず落ち着いている様子です。平時測定している項目に目立った変化はありませんが、しばらく精密検査をしてなかったので、先日ICP検査を提出しました。

先日その結果が返ってきたので、前回の検査と比較しながら見ていこうと思います。

前回からの経過

raika
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いつものように前回検査した時からの水槽の経過を簡単に振り返っておきます。

前回の検査は今年の4月に測定していたので、約半年ぶりの検査です。前々回の検査から考えると、ここ最近は半年に1回の間隔でICP検査をやっています。

前回の検査から今までの経緯としては、特に大きな変化はなく、水槽は比較的安定期に入っている状態かと思います。ただ、毎日見ていると経時的な変化は見落としがちなところもあるので、安定していてもこういった検査は意義があるかなと思っています。

使用したキットはいつもの如くFAUNA MARINEのICP検査キットです👇

主要元素

raika
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ではでは、早速見ていきましょう。

まずは主要元素からです。

左(上)が前回で右(下)が今回の測定値です。(以下同様です。)

前回に比べると、今回は若干問題点がありそうです。まずナトリウムですが、これは以前も高めでした。ですので、換水で少し薄めていこうと考えていたのに、結果的にさらに高値となってしまいました…。これは完全に調節ミスですね…。

また、Mgとヨウ素も正常上限を上回ってしまいました。特にヨウ素はこれまでも変動が激しく、改めて調整の難しい項目かなと感じます。

取り敢えずは全体に少し比重を落としつつ、ヨウ素に関しては添加料を抑える必要がありそうです。

リン酸塩

次はリン酸塩です。

こちらはいつも通り安定しており、特に問題はない状態でした。

生理や色に関連する微量元素

ここの項目はいつも思い描くようにはいかないところですが、今回も右往左往した印象です。

比較すると、亜鉛、バナジウム、銅、ニッケル、マンガン、モリブデンの数値が軒並み低下しました。前回はこれらの数値が逆に高かったので、ある添加剤を減量した経緯があります。その添加剤が以下のものです👇

こちらは以前紹介したハンナ化粧品の添加剤で、主な作用は褐虫藻の窒素同化を促進させる事です。その為に含有されている成分として、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、モリブデン、ニッケルなどの微量元素から構成されています。

前回と今回で変動のあった項目を多く含んでおり、前回は上記の項目が高値となったので、添加量を半分に落としました。すると今回は見事に全て下がってしまいました。ある意味、添加剤としてはキチッと結果が反映されてるので良いものかと思いますが、半量にしたのは落とし過ぎだったようです。以後はもう少し添加量を増やしてまた経過を追うこととします。

また、今回はなぜか鉄がしっかりと検出されました。個人的には適正値にしたい項目だったのでありがたいのですが、何故高くなったのかは不明です。鉄系のリン酸吸着剤の影響?それは前から使ってるし…。なんだかモヤモヤした感じです💦

その他の微量元素

最後は上記以外の微量元素です。基本的に過剰になると有害となることが多い項目であり、検出されないか適正範囲となるのが目標となる物質です。

ここに関しては、前回若干上昇していたアルミニウムも適正値におさまり、全く問題のない結果であったと言えます。

前回アルミニウムは若干の高値でしたが、アルミナ系のリン酸吸着剤が原因と考え、鉄系吸着剤のみに戻しました。これが今回の結果に繋がったのかなと考えています。とは言え、アルミナ系リン酸吸着剤は吸着剤としては優秀なので、要所では使用しています。個人的なポイントとしては、アルミナ系吸着剤は何ヶ月も長期的に水槽内に入れずに、およそ1〜2ヶ月で取り出すか新しい物に変更、または鉄系に移行するのが良いかと考えています。

今回は半年ぶりに行ったICP検査をもとに、水槽管理の微調整を行いました。やはり何も無くてもたまにやっておくと気付きがあって有意義だなと感じました。今後も測定した際はアップしていこうと思います。

ではまた👋

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