水槽日記 Dosetronicを設置 設置手順と使用感について

皆様お疲れ様です。

raikaです。

Twitterではすでに報告していましたが、8月に大きな設備投資を行いました。それがFocustronic社から発売されている『Alkatronic』と『Dosetronic』です。端的にいうとAlkatronicが『KHモニター』で、Dosetronicは『ドージングポンプ』になります。これの何が凄いかというと、これらの機材は互いに連動させる事が可能であり、モニタリングしているKH値増減に応じて各ポンプの『自動補正』と『添加調整』を行うことが可能となります。お持ちの水槽環境によっては「ん?それってそんなに大事なこと?」と考える方もいらっしゃると思います。それは当然で、このKHは造礁性サンゴであるSPSを多く飼育する水槽で激しく消費されるのです。また、変動自体が造礁性サンゴの組織壊死にも関連すると言われており、激しく消費され、かつ安定を要求されるこのKHの安定は大事な課題となるのです。逆に言うと、ソフトコーラルや成長の遅いLPS、魚主体の水槽ではさほど数値は変動せず、厳密な管理とは縁遠い方もおられても不思議ではありません。

我が家はMixed Reefですが、SPSもたくさん住んでいます。可能な限り毎日KHを測定し添加していますが、日々消費が激しいと感じています。まだまだSPSは追加していく予定ですので、将来的にKHの安定化は大きな課題となります。そこで、以前より気になっていたのもあり、今回の設備投資に踏み切りました💪

Dosetronic

まず、今回はDosetronicの紹介からしていこうと思います。と言いますのも、Alktronicはまだ接続ができておりません💦 優秀な機械なのですが、その分最初のセットアップに手こずっております😓 順にレビューはしていきますので、しばしお待ちください🙇‍♂️

機材概要

Dosetronicは前述しましたように、ドージングポンプになります。ドージングポンプは、各種の添加剤をプログラム制御して、任意の時間に任意の量で水槽に添加する事ができる機械です。製品によって、設定項目やポンプの数も異なります。本製品は5つのポンプが付いており、設定は全てアプリ経由で細かく設定できます。

販売しているFocustronicは香港を拠点とし2016年に設立されたかなり新しい会社です。元は建築照明を扱う会社が母体となっており、アクア用の照明機材販売を主に行なっていたようです。この照明機材も一風変わっていて、太陽が動く事を模倣して、経時的に首振りが可能な照明を販売しています。ただ、アクア業界ではもっぱら今回紹介する『Alkatronic』『Dosetronic』それから『Mastertronic』で有名な会社だと思います。

製品の概要ですが、操作はアプリにて行いますので、端末は必須です。ソフトウェアはiOS及びAndroidの両方のアプリ(WiFi & Bluetooth BLE – スマホやタブレットの場合はBluetooth 4.2以上)がダウンロードできます。1回の投与量は0.1ml刻みで設定が可能です。残量アラートなどもしてくれます。基本は独立で使用する事が可能ですが、やはりAlkatronicと組み合わせて使用する事で、その真価を発揮すると思います。
寸法:22.0(幅)×14.0(奥行き)×18.2(高さ)cm(Alkatronicの下に設置可能です)

設置手順

それでは設置手順について順に解説していきます。基本はマニュアルに従い設定していきますが、戸惑うことや上手くいかないこともありましたので、その辺も含めてポイントを抜粋して説明します。マニュアル冊子は付属しておらず、インターネットでダウンロードして使用する事ができますので、そちらも必ず読んでください。

配置

メンテのこともあるので、手の届きやすいところが良いと思います。壁掛け用の付属品(ねじ止め)もあるので、操作しやすい場所に水平に設置しましょう。Alkatronicには耐水性がないと明確に記載されていますが、Dosetronicにはその記載がありません。機材の性質上、水槽近くに設置するので、ある程度の耐水性能はあるのではないかと思いますが、水はねなどはなるべく付きにくいところの方が良さそうです。

我が家では、見える場所には極力置かないように指令が出ておりますので、キャビネット内になんとか収めました💦

付属のチューブは好きな長さで切って使用します。使うポンプ数と設置場所を決めてから繋ぐと良いと思います。

アプリとの接続

マニュアルにもありますが、まずはご自身のシリアルナンバーを確認していください。Dから始まる数字がシリアルナンバーです。接続に際しては「D21〜」と「D20〜」で接続方法が違うので注意してください。私の製品は「D21〜」でiPhoneで設定したので、それについての方法を説明していきます。

注意
接続はWiFiの2.4GHz帯を使用します。5.0GHzだと不安定になる様です。WiFiに接続しないと、動かすことすら出来ませんので、ご自宅のネット環境を必ず確認してください。また、2.4GHzに対応していても相性が悪く接続不良となるルーターもあるようです。私が使用していたNETGEARのORBIと呼ばれるものは相性が悪く、何回試しても無理でした😓 たまたま先代のNECのルーターを残していたので、こちらを使うと何の問題もなく繋がりました。BUFFALOのルーターも稀に繋がらないものがあるとの情報も見た事があります。何がダメか原因が分かりませんので、注意喚起のみしておきます⚠️

まずはアプリのダウンロードです。『Focustronic All in One』というアプリを使います。アカウント作成がまだなら、最初にアカウントを作成します。その後に以下のセットアップを進めます。

  1. Dosetronicの電源を繋ぎます。特にスイッチはなく、電源を刺すと常にonの状態となります。
  2. 端末(携帯など)操作にうつり、設定→WiFiへ進みます。しばらく待っていると、ネットワークのところに先程のシリアルナンバー(D〜)が検出されます。これをタップして、パスワードの「dtpassword」を入力します。
  3. 『Focustronic All in One』を開くと、しばらく読み込んでからルーターのSSIDとパスワードを入力するように指示してきます(下記参考画像左参照)。ここで前述のように御家庭の2.4GHzのものを入力します。入力したら「SAVE」をタップします。すると画面に「Completed : The change have been saved」の文字が出ますので、これでOKです。
  4. 数分待っていると、通知設定にもよりますが、アプリからDosetronicが接続したとの通知があります。アプリのTank Listの画面のDevice Listをタップすると(下記参考画像右参照)、Dosetronicが緑のONLINEになっていると思います。これで接続は完了です。もし、10分ほどしても接続しない場合は一旦電源を抜いて、5分後にもう一度電源を入れて待つと繋がる場合があるようです。それでもダメなら、ルーターの設定や相性の問題となるので、ショップに相談か別ルーターがあるなら試してみても良いと思います。

プライミング

使用するポンプにチューブを取り付け、チューブ内を添加剤で満たしていきます。

作動させる前に準備として、そのポンプで使用する添加剤を任意の容器に入れておきます。私はこの時にはRedSeaの添加剤を用いていたので、この容器をそのまま用いています。RedSeaの添加剤ボトルの蓋はドージングに対応しています。外側の突起物先端を少し切ればチューブを接続可能で、蓋の内側にも同様にチューブを繋ぐことが可能となっています。両方にチューブを繋げ、外側に繋いだチューブのもう一方はDosetronicのポンプと接続します。ポンプは反時計対方向に回転しますので、添加剤ボトルからのチューブはポンプの「右」に接続します。「左」にもチューブを繋げておきます。プライミングとその後の校正を行うと、左のチューブから一定量の添加剤が出ます。いきなり水槽内へ添加剤が投与されないように注意してください⚠️

Tank Listの画面のDashboardをタップすると下記の左の画面になります。ここで下にあるDosetronicをタップすると下記右の画面に移動します。これがDosetronicの管理画面です。画像では最上段にKHの項目がありますが、最初はPump 1となっており、私が名前を変更しています。今回はこのKHのポンプをプライミングしますので、この赤四角をタップします。

赤四角をタップすると、次はKHポンプの個別管理画面(下記画像左)に移ります。ポンプの名前は最上段の「Pump Name」から変更しています。

プライミングは最下段の「Prime Hose」から行います。ここをタップすると下記画面右のような最終確認が出てきます。ここではシリアルナンバーの下4桁を入力する必要があります。入力すればプライミングが始まります。チューブ内に気泡が混じらない状態でチューブ全体に添加剤を満たす必要があります。1回のプライミングで足りないようであれば、何度か繰り返してください。

プライミングが済めば、次に校正(Calibration)を行います。これをやっておかないと、指定した投与量通りに添加されない可能性があるので、必ず行いましょう。校正を行うとプライミングより多め(30ml程度)の量が添加され、出てきた添加剤を付属のメスシリンダーで計測します。計測した量を入力することで校正が完了です。他のポンプも使用する場合は、同様の操作を行なってください。

校正まで済めば準備は完了です。

機材とチューブ、添加剤などを任意の場所に設置してください。

設定

各ポンプに対して独自に以下の項目を設定することが可能です。スケジュールを組めば、あとは自動で動き始めます。

・Dose Alert/Refill Alert 添加量アラート/補充アラート

添加量アラートはAlkatronicと連携させた場合に使用する通知機能です。Alkatronicの測定結果によって、追加添加や添加スキップが行われると通知します。補充アラートは添加剤が残り少なくると通知します。これらのon/offを設定できます。

・Alkatronic Mode

これはAlkatronicと連動させる使い方で、この機能が非常に優秀です。この部分に関しては後日別記事で報告しようと思います。

・View Schedule

ここでポンプの基本動作設定を行います。何も設定していない状態でここをタップすると、1日の総添加量と添加回数を入力する画面になります。ここで任意の数値を入力すると、自動でスケジュールを組んでくれます。スケジュールは後から修正可能で、回数の増減や、1回の添加量も個別で設定可能です。組んだスケジュールはコピーして流用することも可能です。

・Remaining Volume

ここに添加剤の残量を入力してください。ここに入力することで、設定した添加量を合わせて自動で計算が行われ、日々の残量を数値やグラフィックで分かりやすく確認する事ができます。

使用感

現状はDosetronicのみ使用していますが、日々の添加作業を自動かつ分割して行なってくれるので非常に便利です。ただし、これは他のドージングポンプでも同じ事が言えると思います。この機材だけではないと思いますが、WiFi接続しているので、離れた場所からいつでも操作できるのは強みだと思います。アプリは現状は日本語対応はしていませんが、慣れれば問題ないレベルだ思います。視覚的にも分かりやすい作りになっていると思います。

本体自身ですが、ポンプの数は5個の製品のみです。5個のポンプがある事で単純に大きく、重くなります。これに関しては、人によっては無駄に多くなる場合もありますので要検討項目ではあります。また、通信に関しては私も躓きましたが、ここも使用にあたっては注意すべき点であると思われます。コスト的には決してお安い機材では無いので、これも欠点ですね💦

ただし、上記の検討項目もありますが、Alkatronicとの連動で得られるKHの安定性は優秀です。KHが不安定でお困りの方には一度検討してみてもいい機材ではないかと思います。

またAlkatronicの立ち上げと連携も進めて、随時報告していきたいと思います。

ではまた👋

6 COMMENTS

青木

何時も大変参考にさせて頂いております。
私もAlkatronicを検討していますが、ネット環境が同じくORBIなので、他のメーカー、バッファローなどに変更しなければならないでしょうか?
ORBIで家電、携帯設定しているのですが、Alkatronicを使用にあたって、やはりネット環境を変えなければならないでしょうか?よろしくご教授ください。

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raika

コメントありがとうございます。
私が使用している機種は詳しくはAK6000のトライバンドメッシュWi-Fiです。
調べるとこの機種には2.4GHzが備わっており、理論上は繋がるはずですが、結果的に何度試してみても繋がりませんでした。
現在もFocustronicの機材に関してはルーターは別にしています。
立ち上げ時以降は再度ORBIとの接続はトライしていませんので、もう一度試せば繋がるかもですが、現状で言えることは相性が悪いと言わざるを得ないかと思っています。
ORBIでも他の機種なら接続の可能性はありますので、お急ぎでなければ、まずはお持ちのルーターで接続をトライして、ダメであれば別のルーターを検討されるのが良いと思います。
ちなみに、僕が記事を書く際の下調べでは、BUFFALOも相性が悪いものが稀にあるとの事でした。

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青木

素早いお返事ありがとうございます。
iPhoneでFocustronicのアプリを使用する時のみにルーターを切り替え、普段は、ORBIで接続にするという事で良いでしょうか?
お手数ですがよろしくお願いします。

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raika

いえ、iPhoneはルーターの切り替えは不要です。もしORBIがダメならば、Focustronicの機材のみ別ルーターに接続で大丈夫です。
繋がり方のイメージとして、携帯 → ルーター → 機材ではなく、携帯 → ルーター① → サーバ → ルーター② → 機材なので、途中のルーターが別々であっても問題ありません。
余計に分かりにくくなったらすみません。
今日は当直勤務なので無視ですが、私も気になるので明日もう一度ORBI接続をトライしてみて、やはりダメかどうかはお伝えします。

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青木

お世話になります。
当直なのに、すみませんでした。
また、時間がある時にお願い致します。
ありがとうございます。

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raika

お疲れ様です。
先程もう一度ORBIと接続をしてみましたが、やはり無理でした。残念ながら相性が悪いのか、他にも原因があるのかもですが、僕には分かりません…。

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