水槽日記 ViNCiTから待望の『iSHADE Ref』が発売✨

皆様お疲れ様です🌱

raikaです。

アクアリウムの楽しみは、試行錯誤しながら生体を状態良く飼育することと、何よりも水槽を美しく表現する事ではないでしょうか?水景は当然水槽内がメインとなりますが、これを維持する機材やその設置も含めて美しく配置できれば、水槽自体のインテリア性がさらに増します。

我が家では、水槽はリビングに配置しており、やはり水槽内だけでなく水槽自体のインテリア性も非常に重要な課題です。これを美しく保つために私自身が非常に気に入っているアイテムがあります。それがViNCiTさんが作成されているライトスタンド『iSHADE』です。前水槽の頃から愛用しており、一度レビューを書いたこともあります👇

水槽日記 機能性抜群のライトスタンド! VinCitのiSHADEをレビュー

以前の記事にも書かせていただいたように、個人的にこの商品は非常に気に入っており、サイズアップの際にもiSHADEも一緒に新調しました。ただ、新調する際にiSHADEが販売終了となった事を知ったのです😵 その際はなんとか購入できたのですが、もし今後さらに必要な局面が来たらどうしようかと一人残念な気持ちになっていました…。

ちなみにViNCiTさんはiSHADE以外にもキャビネット内にコントロールパネルを簡単に設置できる『FLEXSY』などユニークな製品を販売されています。水槽周りを快適かつ格好良く見せるアイテムを製造するスタイルに好感を持ち、InstagramなどのSNSをフォローしていました。すると2月中旬のポストで、なんとiSHADEの改良版を販売するとの情報が✨

今回は待ちに待った改良版iSHADE、『iSHADE Ref』を入手する事ができましたので、そのレビューをやっていこうと思います。

iSHADE Ref

改めて『iSHADE Ref』を紹介していこうと思います。冒頭でもご紹介しましたが、こちらはViNCiTから発売されているシェード機能を備えたライトスタンドです。前作である『iSHADE』の改良版として先日販売が開始されました。

前作は『Good Aquarium Design Award』にも選ばれており、今回もそのデザインを継承し、シンプルで機能美溢れるデザインとなっています。

ラインナップ

サイズ

水槽横幅に合わせて、60㎝90㎝120㎝の3つの適応サイズがあります。

高さは60cm、奥行きは50cmで、重さは5~6kgです。

『白』『黒』の2色展開です。

お値段

本体価格は定価でそれぞれ、46,800円53,300円60,000円となっています。

オプション

前回と同様に、追加ライトアーム電源タップ取り付け金具ライティングレール設置金具U字フックなどのオプションが別途販売されています。

また、基本は左右のサイドパネルとフロントパネルの3枚構成ですが、バックパネルも別途購入可能になりました。

ちなみに150cm水槽での特注品なども前作で作成されたのを見た事があります。規格外でも依頼可能かも知れません💡

どう改良されたのか?

前回の利点について

まずは大前提ですが、iSHADEが持っている特徴は当然損なわれてはいません。詳細は以前の記事に委ねますが、『ライト多灯のしやすさ』『ライトなどの機材類を美しく隠す』『有害な紫外線などから目を守る』といった大切な機能はしっかりと継承されています。

さらに前回記事では書いていませんでしたが、使い方を工夫すればライトだけでなく、添加剤や水流ポンプなどのコントローラーなどもコンパクトに設置可能です。

天井部にワイヤーネットを取り付ければ、ライト設置位置の調整幅はさらに広がり、電源類の設置も可能です。

注意
ただし、耐荷重は8kgまでですのでご注意ください⚠️

改良点

raika

では気になる改良点について紹介していきますね!

反射板

一番の改良点は、各パネルの裏打ちがシートミラーを用いた反射板に変更された点です。商品名にも含まれている『Ref』の意味は『Reflection = 反射』を指しています💡

この時点でこの反射板の存在意義をご理解いただいた読者の方もいらっしゃると思います。そうです、これはシェード内に設置した照明の光量を単に増幅させるだけが目的ではありません

つまり、光の差し込む角度を反射で複雑に増やす事により光を『拡散』させ、本来光の届きにくい又は届かない場所に光を届ける事が出来るようになるのです。照明を囲む構造を上手く利用した改良です。

反射の重要性については永二さんの瓦版第9号でも言及されているので、そちらも是非参考にしてみて下さい。

この反射パネルにより、サンゴの側面や根元付近の状態維持、さらには色揚げ効果が期待できます。

raika

開発者でもあるViNCiT代表の松橋氏がInstagramにて、PPFDがiSHADEの有無でどう変化するか検証されていますので見てみましょう。
  • 照明に対して正面(直下光の評価)
  • 側面に対して45度上方向
  • 水槽対角に対して45度上方向

以上の3パターンで検証されています。

注意
「直下光の評価」と「45度上方向の二つの評価」は別条件でのPPFDが測定されていますので、PPFDの数値よりも何倍になったかに注目して頂ければと思います。

直下光のPPFD評価(平均値)

水深10cm:398.8 ➡️ 483.8 約1.2倍

水深20cm:318.8 ➡️ 415.0 約1.3倍

側面に対して45度のPPFD評価

253.8 ➡️ 358.4 約1.4倍

水槽対角に対して45度のPPFD評価

214.8 ➡️ 328.2 約1.5倍

結果はご覧の通りです❗️一般的によく測定される直下光も上昇しますが、側面はさらに倍率が高くなっており、より側面に光が行き届いている事が示唆される結果ですね✨

サイドパネルのフレーム

サイドパネルのフレームにも改良が施されています。前回はサイドパネルの中央部分にフレームが配置されていましたが、今回からはサイドパネルの枠の部分を囲むようなフレームに変更され中空パネルとなりました。これにより、前述の反射の有効領域がさらに多く確保されます。

また、オプションアームはフレームのどこでも設置可能なので、設置場所に関してはかなりバリエーションが取れるようになりました。これにより、ライティングレールや最近流行りのバータイプのLEDもかなり自由な位置に設置ができると思います。

前回のサイドパネルでは、フレームに対してサイドパネルやフロントパネルの位置を調整する事が可能でした。しかし、今回の変更によりフレームとパネルは完全に固定されましたので、土台を動かさずに少しだけ位置調整したり、サイドパネルと水槽の間に少しだけ隙間を開けるなどの調整は出来なくなりました⚠️ 個人的には得られるメリットに対して問題となるものではないかと思います。

この変更により、左右のサイドパネルは水槽左右面と隙間なく設置される事になります。これは光を漏らさないコンセプトによるものと考えられますが、同時に水跳ねや魚の飛び出し防止にも一役買いそうです。前回のサイドパネルもフレーム位置の調整をおこなえば隙間を塞ぐことは可能でしたが、そこまで調整すると天井部分でフレームがパネルから飛び出し不格好になってしまう欠点がありました。この点も改良されたと言えます。

フロントパネルの開閉

前回はサイドパネルのフレームについたフックに引っ掛けて固定する仕様になっていました。このため、魚への給餌など、ちょっとしたメンテナンスなどの際でもフロントパネルを外す作業が必要になっていました。

しかし、今回からフロントパネルにはテンションバネが採用されており、少しの開閉であれば無段階調整でフロントパネルを外さずに上にずらすだけで済むようになりました。下の画像の右下が最大まで開けた状態です。魚の給餌や添加剤の投入には十分な幅です。これ以上開ける場合は、前作と同様にフロントパネルを外します。

これは特に初代を使用している方にとっては嬉しい改善点だと思います。

デメリット

上記の如く改良され更にパワーアップした『iSHADE Ref』ですが、当然ですがデメリットや課題もいくつかあるかと思います⚠️

使用前段階で、前作で考えられたデメリットがどうなったか、新たなデメリットについて考えてみました🤔

値段

値段は前回とほぼ変わらずで、普通のスタンドに比べるとやはり高価です。オプションの価格もそれなりですので、色々足すと更に高額になります。

サイドからのメンテナンス

サイドパネルはフレームとパネルの固定ネジを比較的簡単に取る事が出来ました。ネジの付け外しは若干面倒ですが、サイドからのメンテナンスはフレーム中央が空いた分だけ容易になったと言えます👍

色/サイズのバリエーション

色は現時点で黒と白のみと変わらずです。同じ展開のreeferとは相性が良いですが、他色のキャビネットなどとは統一感が出にくいかも知れません。サイズは投稿時点で販売されているものは60㎝、90㎝、120㎝の3種類です。45㎝水槽などでは使用出来ません。

先にも書きましたが、もしかすると特注の対応はできるかも知れません💡

水槽設置部

今作の奥行きは前作と同様に50㎝となっています。ただし、水槽に実際に載る部分は若干の違いがあります。今作の水槽設置部(下画像の右)は50㎝の幅のフレームがそのまま水槽に載るので、基本的には奥行きが50㎝ない水槽には載せることができません。この点、前作の水槽設置部(下画像の左)は奥行き35㎝程度のフレームを載せる仕様でしたので、奥行きの許容範囲がありました。

スリム水槽や上部水槽を設置されている方などでは、実際に載せれるかどうかはしっかり確認する必要があります。

組み立てから設置

では実際に商品を見ていきます。

組み立ては工程も少なく、工具もついているので特に準備物品は必要ありません。

部品は左右のサイドパネルが各1枚とフロントパネルが1枚、支柱となるアームが1本です。

サイドパネルの天井側フレーム内にはアームを固定する為の受けの金具が2つ予め設置されています。同じく支柱アームにも既にネジが付いています。受けの金具はフレーム内を移動させる事が可能ですので、任意の位置に動かしてから支柱アームのネジと固定します。安定させる為にも支柱は中央付近に固定するのが良いと思います。

私の場合は、オプションアームをあとで1本前側に追加するので以下のような形に組みました👇 1人でも10分程度で組めました🙆‍♂️

この後、オプションアームを追加し、天井部分には100均で購入したワイヤーネットを結束帯を使って設置固定しました。

その後、旧iSHADEとiSHADE Refを乗せ替えです。

物自体は5〜6kgとそこまで重くはありませんが、そこそこ大きく配置場所も高いので、女性の場合などは誰かの手を借りた方が良いと思います。フレームはアルミ、ネジはプラスチック?なので錆の心配は今回もありません。

水槽設置部の溝も前回と同じで幅1.5cm、高さ1.0cmの溝となっています。水槽ガラス幅に合うか否か注意が必要なのと、フランジ有りの水槽であれば、縁からフランジまでの距離が1.0cm未満の水槽の場合は、フランジに乗る格好になるので要検討となります。

最後に機材も全て配置し直し乗せ替え作業完了です。 組み立ては簡単でしたが、乗せ替え作業は機材が多くて地味に大変でした💦

実際の使用感

では肝心の使用感について触れていきます。

デザイン性

まずはデザインについてですが、前作から機能美のある美しいデザインを継承していますので、ぱっと見は大差はないように感じます。ただし、細かな点が改善されたと思います。

前述したように、今回のフレーム変更により水槽とシェードの隙間がほぼ無くなりました。それに伴い期待できる機能は先に記載しましたが、デザイン面でも統一感がアップしています。特にReeferとの相性は非常に良く、一体感がさらに増しています。水槽の配置条件によっては、壁内に埋まったような見せ方も可能になるかも知れません。

また、組み立て途中で気づいたのですが、パネル表面の素材も前作から変更されていました。前作は光沢のある素材でしたが、今回から艶のない素材に変更されています。水槽のキャビネットは光沢のないものが殆どなので、これにより素材としての統一感が改善されたと思います🙆‍♂️

操作性

操作と言っても、基本はフロントパネルの開閉くらいしか普段は触ることはないかと思います。今回から追加されたテンションバネによる無段階調整は確かに非常に便利でした。特に魚への給餌やちょっとした掃除などの際には、少し開けてすぐに作業ができて非常に便利です。

ただ、ここでは問題点もありました。それは無段階調整できる範囲が比較的狭く、一度外すと再設置が面倒な点です。前回のようにフックでパネルを引っ掛けるだけの場合は、着脱自体の操作は簡便でした。ただ、今回のテンションバネの着脱はちょっとコツが必要です。両サイドのパネルに目印が付いているのですが、その目印にフロントパネルの左右の下端を合わせつつ、パネルを押し付けながらうまくはめ込む必要があります。これが中々に難しく、慣れるまでは少し苦労しそうです💦

無段階調整可能な範囲は高さ20cm程度までです。これがもう少し改善されれば、フロントパネルを外す頻度が減り、できるメンテナンスも増えるので、ありがたいのになと思いました。

機能性

まずライトスタンドとしての機能性についてですが、こちらはフレームの変更によりやはり自由度がかなり増しています。天井側はアームを前後方向に自由に設置可能になりました。個人的にはオプションのライティングレールを以前よりも前方に移動できたので助かりました。

また、今回は天井側だけでなく前面、後面でも上下方向自由にオプションアームを付けることが可能です。これとバータイプのLEDを合わせれば、普段光の届きにくいサンゴ前面や後面への照射が容易になると考えられます。

次にシェードとしての機能性についてです。こちらは隙間が無くなったので当然ですがやはり実際に遮光性は向上しています。以前は天井に突き抜けるフレームが気になり、隙間が少し空く感じで調整していました。これにより子供達が水槽の真前でライトを見上げると、ライトを直視する状況でした。しかし、今回からはこれがほぼ完全に解決されています。

最後に光量です。こちらに関しては以下の3点で評価しました。水槽対角に対しての計測は、上手く計測器を設置出来なかったので、前面に対して45度の評価を行いました🙏

水流ポンプとメインポンプは停止し『ゆらぎ』のない状態とし、『パネル全装着』と『パネル全外し』の状態で測定し比較しました。結果は以下のようになりました。

直下光のPPFD評価

水深約10cm:340 ➡️ 350 ほぼ変化なし😢

側面に対して45度のPPFD評価

220 ➡️ 250 約1.13倍😲

前面に対して45度のPPFD評価

140 ➡️ 190 約1.35倍😆

残念ながら松橋氏の検証よりは全体として倍率は低い結果となりました😓 ただし、前面に対してのPPFDはそれなりに上昇してくれました🙆‍♂️ これは鑑賞面でいう正面に当たる場所なので嬉しい結果です✌️

注意
PPFDはちょっとした位置の変化で変動しやすく正確な計測となると難しいです。私の結果はあくまで参考程度でお願いします🙇

結果が乖離した原因を考えてみましたが、これは我が家の照明位置が水面から25cmと松橋氏の条件より低めであるためではないかと思います🤔 照明が低ければ自ずと反射できる光は減り、反射で得られる恩恵は少なくなります。『iSHADE Ref』の反射をより有効に活用する為には照明位置は高い方が有利です。ただし、うちの照明環境でさらに高くすると、そもそものPPFDが低下して目標値を充足できなくなりそうです🌀

高さだけでなく、横の位置関係(パネルとの距離)や照明の種類、台数にも当然影響されますので、その辺りが今回の結果に影響したものと考えます🤔

単に『設置したからPPFD爆上がり👍』という訳では無く、照明の位置関係などを上手く調整してこそ真価を発揮してくれそうです🙆‍♂️

 

長くなりましたがレビューは以上になります🌱

デメリットなども少しありましたが、改善された点の方が多く、全体としてはかなりパワーアップしています。個人的には最高クラスのライトスタンドではないかと思います。すでに前作を使用されている方、今まさにライティングアームやシェードを買おうとされている方は、この『iSHADE Ref』も検討されてみてはいかがでしょうか?

ではまた👋

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