水槽日記 殺菌灯導入 〜殺菌灯についてのまとめ〜

皆様お疲れ様です。

raikaです。

Coral Monsterさんにお借りしていた大型殺菌灯をお返しして数日が経過しました。幸い、ダイノスの再出現は見られず、水槽は少しづつ調子を取り戻しています😊

今回は殺菌灯に助けてもらい、その有用性を体感しました。そのため、我が家でも殺菌灯を導入することにしました。商品はすぐに決定したのですが、導入までに予想外に手こずることに💦 今回は殺菌灯についての説明や、実際に市販されている商品の概説、我が家での殺菌灯設置について書いていこうと思います。

殺菌灯について

殺菌灯とは

紫外線を照射することにより菌類などを殺傷する装置です。紫外線はマリンアクアリウムをされる方であれば少し馴染みがあると思います。文字通り紫の波長よりもさらに短い波長で、可視光線の外にあるため人の目では認識できません。分類としてはより紫に近い近紫外線とこれよりさらに短い波長の遠紫外線(真空紫外線)に大きく分かれます。さらに近赤外線は生物や環境への影響の観点からUVA(315〜400)、UVB(280〜315)、UVC(280未満)に分類されます。これらの紫外線の多くは大気で吸収され減衰し、UVBやUVCはほとんどが遮断されており、地表に届く紫外線の99%がUVAとされています。

殺菌灯で用いられる紫外線は上記の中のUVCになります。UVCは細胞内の核酸に作用し、DNAを損傷させることで強い殺菌効果を発揮すると考えられており、人体にとっても有害です。このためハウジングと呼ばれる紫外線を遮断する容器の中でUVCを灯し、この中にポンプで水を通し、殺菌効果を得ます。当然ですが、ハウジングの外での点灯は絶対にしてはいけません⚠️

殺菌灯の効果

細菌や藻類、一部の寄生虫を殺し、更には一部の有機物を分解しスキマーで回収させる事により、生体の病気予防、コケの抑制、水の透明性向上などが期待できます。

一般に殺菌灯の殺菌力は照射量(W/m2)×照射時間(秒)=殺菌線量(J/m2)に依存します。このため、殺菌灯の効果を上げたければ、出力の高い製品を選んだり、複数の殺菌灯を直列で繋いだりすると殺菌力が高まります。また、商品ごとに推奨水量がありますが、範囲指定があれば必要最低の条件に合わせることにより、照射時間を増やす事が可能となります。

また殺菌灯に対する耐性は生物の種類によっても異なっており、大まかに言うと大きい生物の方が耐性は強いです。具体的には、細菌が最も影響を受け、藻類や寄生中等にはそれなりの耐性があるようです。例えば大腸菌と藻類に対して90%死滅させるための照射量を比較すると、藻類の方が約60~100倍耐性が強いといったデータもあるようです。

raika

ダイノス等の藻類のブルームを駆逐することを目的とするならば、今回の私のようにかなり強力な装置が必要であった事はうなずけますね💦

UVCは材料によって個別の割合で吸収されます。これによって、照射された材料は退色、変色、変性等を生じます。この為、殺菌灯の部品は一定期間使用することで劣化し、放置すると水漏れなどを起こします。また、殺菌灯は使用していくとその殺菌効果は徐々に低下していきます。以上より、壊れなければずっと使用できる訳では無く、それぞれの部品や電球に推奨された交換時期を守って適宜交換する事が安全かつ効果的に使用するために必要です。

アクアリウム用の殺菌灯は各社から独自の商品が販売されています。各製品には特徴があるようなので、定番の機種をまずは簡単にまとめておきます。

アクアリウム用の殺菌灯

ターボツイストZ:カミハタ

神畑養魚株式会社さんから発売されているもので、殺菌灯の中では定番の商品ではないかと思います。出力は9W、18W、36Wの3種類あります。流入口とハウジングに工夫があり、ハウジング内で流入水が渦巻状に流れるように設計されています。これにより、紫外線が水流に均等に照射されます。

縦置きと横置きに対応しており、吸排水口の位置を4方向に調整することが可能です。

照射量:95.8、95.8、114W/m2

UVバズーカ:ゼンスイ

ゼンスイから発売さているものです。ターボツイストと同様に渦巻状にハウジング内を水が流れる設計になっています。吸排水口の位置調整はできませんが、ホース接続部はL字状になり回転させる事ができ、これによって任意の方向に向ける事ができます。出力は13Wのみでバリエーションがなく、パワーも弱めではありますが、値段が安いのでお試しには良いかも知れません。

照射量:80W/m2

レインボーライフガード

ナプコが販売している殺菌灯です。15W、25W、40Wの高出力のラインナップが揃った大型殺菌灯です。照射量も高いため、大きな水槽にも対応できますが、その分お値段も高いです。設置は縦置きが前提で、サイズも大きいです。殺菌力は今回ご紹介した中では一番だと思います。設置場所とお財布が許せば、水槽サイズにはよりますが非常に良い商品だと思います。

照射量:154.7、169、179W/m2

 

殺菌灯入手までの苦難の道…

以上のような商品が沢山あるなかで、我が家ではターボツイストZの36Wを設置することにしました。

早速、商品を発注して数日後には商品を入手しました!子供らが寝静まったところで開封。殺菌灯は電球に直接水がかからず照射するために、ハウジング内部に石英管と呼ばれるガラス管が組み込まれています。これが輸送で破損することがあるようで、開封すると注意書きとして石英管の破損を確認してくださいとのこと。指示通りに石英管を確認してみると…

まさかのガッツリと亀裂が入っていました。このままで使用すれば、当然水漏れからのショートは必須です。すぐに箱に戻して翌日にはショップへ連絡しました。メーカーとのやり取りを終え、輸送によるものと判定され、改めてショップから2代目が届きました。前回破損があったのでさらに慎重に開封し石英管を確認👀 今回は大丈夫そうです!あらかじめ買っておいたポンプとホースを接続し、まずは水道水でチェック。水漏れもなく、点灯もしました💪

次は設置場所です。推奨は縦置きまたは横置きですが、なんとかキャビネットに入れるにはクーラー背部のスペースに縦置きしかないかなと事前の想定をしていました。ただ、クーラー背面だと交換時などに届きにくいし、クーラーの排気に当たるのも好ましくありません。実際のものを使って配置しながら場所を探してみると、天井にうまく固定できそうな事がわかりました。この場合は横向きになり、かつ排出口を上に向けれないので、空気だまりを気にしながら設置しました。

左の点灯確認用の覗き窓も見えるし、デッドスペースに綺麗に収まりました!設置後に再度空気抜きをしていたのですが、いつまでたっても細かな気泡がポコポコと出てきます。不思議に思いながらも軽く傾けたり揺すったりして空気抜きをしていたのですが、一瞬焼けた様な匂い…。また、コードが出てる付近がかなり熱を持ってきました。空気が残って水が回り切らないから熱いのかなと空気抜きを続けていたのですが、ふと見ると覗き窓が暗くなっている!これはおかしいと思い、差し直しを何度かやっても殺菌灯がつきません。完全に壊れたと思ったので、一度外して確認することにしました。

IMG_0316

ご覧のように、石英管を接着している白いゴムような部分の一部から水が漏れています。正確には本来は電球のみで水が入らない部分が水浸しになり、そこからハウジング内に水が戻ってきています。

電球を取り外すと完全に焼け切れています…

ここを循環した水が水槽に少しは入ったと思われるので、生体をかなり心配しましたが、幸い大丈夫そうです。火事にもならなくて本当に良かったと思います💦

メーカーとショップに改めて問い合わせると、今回はメーカーから検品済みの商品を送ってもらえることになりました。

近日届くと思いますが、次こそは無事に設置稼働させたいものです💦

ちなみに今回の殺菌灯を設置するにあたり、回路は単独としました。理由は水流が管理しやすいためです。水流計があれば良いのですが、殺菌灯では水の流量が非常に大事です。多すぎても少なすぎてもダメです。ターボツイスト36Wでは、推奨流量は20〜50L/分になります。理論的には推奨の下限近くが望ましいので、ポンプは流量22.5L/分のものを選びました。殺菌灯を導入中または導入を検討されている方は、流量の設定も気にされることをお勧めします。

 

本来なら、Coral Monsterさんの機材と交換でターボツイストを設定するつもりが大幅に遅れてしまいました💦 お陰で、殺菌灯なしでも現状はダイノスが出ないことを確認できましたが、少し不安な日々でした。早く3台目が届いて欲しいです😅

今回の記事はここまでにしようと思います。

ではまた✋

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