皆様お疲れ様です🌱
raikaです。
新水槽に移行して2ヶ月が経過しました。引っ越ししてから徐々に調子を崩し、特にSPSの被害が甚大だった我が家の水槽💦 結局のところは水槽環境の立ち上がりが不良との結論に至り、この1ヶ月はなんとか復調させるべく、ろ材追加、バクテリア強化、リフジウムの増設、天然海水での換水、プランクトン追加投入、他にも細々とした調整を行ってきました。また、人工ライブロック表面は、特に水面に近い部分は茶苔で覆われ、SPSの足元白骨化にも影響してそうでしたので、何度か少量換水と同時にライブロック表面の掃除を行いました。
結果として、水槽の様子は落ちる個体は落ちきったのもありますが、日々何かしらのサンゴを取り出す状況は無くなりました😮💨 苔の繁殖スピードも気持ち低下してきたように思います。残るSPS達の被覆が見えてきたら一つ安心材料なのですが…。
ただ、まだま油断はできません。基本的には生物多様性を豊かにして、水槽内の環境を整えるスタイルが私の好みです。小さな生物達の強化を重点的に行ってきていますが、彼らの定着をより確実に、またさらなる多様性を水槽に与えるために、今回は天然ライブロックを追加することにしました🪨
ライブロック
ライブロックはマリンアクアリウムを行う際には必需品と言っても過言ではない重要な存在です。水景を作る際の骨格としての存在は当然ですが、それよりも海に生きる多種多様な生物の住処とし非常に重要です。特に肉眼では分かりにくい〜または見えないサイズの微小生物達は水槽環境を構築する上で重要なため、彼らの住処となるライブロック選びは、その後の水槽環境に大きく影響を及ぼします。
ライブロックの種類
皆さんもご存知のようにライブロックにはいくつかの種類が存在します。私が最初にアクアリウムを始めた頃は基本的には天然または養殖ライブロックが主でしたが、今では人工ライブロックを店頭で多く見かけ、逆に天然ライブロックは非常に少なくなっています。それぞれに特徴があり、メリット/デメリットがありますので、ここでおさらいしておこうと思います。
天然ライブロック
今回購入したものです。主に白骨化したサンゴの骨格などが風化し、その表層、時に深層にまで大小様々な生物達が繁殖定着した状態のものを指します。これらの生物により、水槽内の生物多様性が向上し、非常に高い水質浄化作用が得られます。特に水槽立ち上げの際には非常に心強い存在となってくれます。また、自然界で作られた造形は非常に美しいです。
ただよく言われるデメリットも存在し、その代表としては水槽に好ましくない生物が岩に付着して混入する可能性がある事です。ライブロックの選定やキュアリングの徹底によりある程度は回避できますが、下手をすると後々まで管理に難渋する可能性もあります。
また、以前の記事でも触れましたが、デザインを組む際には、基本的には生きたものなので、完成したものの置き場所など、管理するための手間や場所が必要になります。加えて、良質なライブロックは希少価値があり、良質なライブロックを多様に揃えることは難しくなります。デザインを組む上ではこれらの点はネックとなります。
今では天然のライブロックは非常に少なくなりました。その理由としては、ワシントン条約においてライブロックが規制対象品目として認められたからです。これによって2015年からライブロックの輸出数量は大きく制限され、その取引量は非常に少なくなってしまいました。国内での採取も制限が強く、一部の地域でのみ採取されているようです。
人工ライブロック
人工的にライブロックの形を模して作られた擬岩です。天然ライブロックとの決定的な違いは海中で養生されたものではないので、良くも悪くも生物は基本的に付着していません。ライブロックと名がつくと勘違いしそうですよね💦 このため、生物による浄化作用などはありませんが、水槽にとって好ましくない生物の侵入もあり得ません。また、擬岩なので形やサイズは非常に豊富で選択性に富みます。加えて、生き物としての管理が不要ですので、デザインは非常に組みやすく、組んだ後の管理も容易です。ただし、自然が作る造形ではないため、独特の風合いはライブロックには劣ります。
養殖ライブロック
これは擬岩を海中などに安置して海の生き物を定着させものです。天然ライブロックの採取が制限されたために、その代用とし使用されます。ものによっては天然ライブロックに引けを取らない生物多様性を有するものもあるようです。ただし、作成には手間と年月が必要なので、良質なものは店頭などで簡単に入手できるようなものではないかなと思います🤔
購入した天然ライブロック
今回購入したものは天然ライブロックになります。大阪岸和田でアクアリウム販売やメンテナンスなどをされているCREATE THE SEAさんで購入しました。いくつか候補はあったのですが、ライブロックへのこだわりや、私の質問に対して非常に真摯に返答をいただき納得ができたので購入を決定しました。
導入する量は、すでにデザインされた水景があるので、崩さない程度に小ぶりなサイズで少量でお願いしました。届いたものがこちらです👇
届いた当初は子供と遊んだりと忙しかったので、取り敢えずサンプに入れて雑に撮影したので少し見にくい画像になっています🙇♂️
ただそれでも石灰藻をはじめ、多様な生物が付着しているのがなんとなく伝わると思います。サンプに放り込まれたヤドカリ(サンゴにすぐ登るタイプは罪人として島流しにしてます💦)も喜び勇んで岩に登ってツマツマしていました😅 大きさは最大でも握り拳程度の小さなもので購入しました。
夜になって、一つずつ目視で確認しましたが、シャコやカニなどの明らかな生物は見つけられませんでした。どれも状態は問題なさそうでしたので、順に既存のレイアウトを崩さないように配置していきました。
少し分かりにくいですが、さすが天然のライブロックだけあって、追加で配置してもよく馴染みます✨ 人工ライブロックと比べて苔の付きやすさ、サンゴの活着しやすさに違いがあるか実験したかったので、一つはミドリイシを配置する水面近くの岩にも接着してみました👇
量もちょうどで、良い感じで全て配置することができました。もちろん好転してくれる事を期待していますが、これでしばらく経過を注視していこうと思います。うまく落ち着いたら、試験的に何かしらのミドリイシを新たに導入もしていこうと思います🔥
ではまた👋