皆様お疲れ様です。
raikaです。
ダイノスが再度出現した我が水槽ですが、その後の経過について今回は報告しようと思います。前回の内容は以下の記事を参照ください。
前回記事後の追加対策
2021/05/15 プチリフジウムをDIYして導入
いきなり大きな効果を望んだ訳ではありませんが、今後の事も考えて導入を行いました。以下の記事に詳細は記載しています。
2021/05/28 Dr.Tim’s re-freshを添加
Dr.Tim’s Aquaticsから販売されているバクテリア剤です。用途に応じて6種類販売されていますが、そのうちの3種類を購入しました。
2021/05/30 シュリンプさんの付着性動物性プランクトン 2パック投与
おなじみシュリンプさんの生きた動物性プランクトンです。初めてのダイノス襲来事件では、シュリンプさんの付着性プランクトンが著効しました。その時の記事は以下です。
今回はダイノス再来の直前に投与をしていので、前回ほどの効果がないことも考えられましたが、水槽内の生体の活力になることも期待できるので追加投与を行いました。前回は魚が目覚め始めた朝に投与して、多くは捕食れてしまった可能性もあり、今回は寝静まった夜に投与しました。また、意味があるかは分かりませんが、特にダイノスが目立つ場所に振りかけるようにしてみました。
中央に写っているのが動物性プランクトンの一種です。目に見えないほどの小さなものもたくさん含まれています。
対策の結果
これらの対策の結果ですが、日によって若干減ったかな程度の時もありました。しかし、基本的には相変わらず明るくなると(ライトの出力は普段の半分)いつもの場所にまとわりつくように増殖してきます。そうこうして時間が経過するうちに、とうとう体力の落ちた珊瑚が白化し始めました😭
白化した場所は特に抵抗性が低いのか、ダイノスの付着が増悪します。するとそこを起点にまた増える悪循環になります。ダメもとで白化した部位を折りましたが、それ自体がサンゴにとってストレスとなり白化に拍車がかかりました😓
状況的にジリ貧で、ジワジワ崩壊へと向かう懸念も出てきました…。このため、水槽にもダメージが大きいですが、次の強力な一手を仕方なく打つことにしました。
更なる対策
次の強力な一手というのが、『水槽の遮光』です。ダイノス、渦鞭毛藻を経験した方ならお分かりだと思いますが、彼らは光合成に強く依存し光が大好きです。逆にライトが消灯した後は一気にいなくなります。これを利用して、光を遮断して強力な兵糧攻めを行います。また、光がない間は、ダイノスは付着をやめて水槽を漂うことも知られています。これも可能な限り対処します。具体的にはフィルターソックス(150μm以下の孔推奨)を設置して、物理的に回収し、可能な限り日々洗い替えます。また生物的な対策として、捕食を期待できる付着性プランクトンを適宜追加したり、ダイノスなどの藻類の除去に効果のあるバクテリア剤を適宜投与します。
今回は動物性プランクトンを投与した翌日から遮光を開始したので、プランクトンは多く水槽に存在しています。バクテリアに関しては、すでに入手したDr.Tim’sを使用します。Dr.Tim’sの海外サイトにはダイノス除去用のレシピが公開されており、ここには遮光も含めバクテリア剤をどのタイミングでどの程度使うかも記載されているので、これを参考に対策することとしました。
こちらがDr.Tim’sのダイノス除去用のレシピです。遮光は3日間行い、この間にRe-FreshとWaste-Awayを所定のタイミングで投与します。
遮光は完全であればあるほど効果は高いと思われますが、我が家では突貫工事で水槽を段ボール巻きにしました。
天井部分にやや大きな隙間があったので、後でここにはバスタオルで覆いました。
この記事は遮光翌日に書いています。遮光はダイノスに非常に有効ですが、もちろん生体、特にサンゴにとっては大きな負担です。SNSで諸先輩方の経験を聞くと、色落ちは間違いなく起こりそうです。我が家に関してはすでに白化し始めた個体もあるので、いくつか落ちるのは仕方がないと覚悟しています。
これでダメなら、あとは遮光期間をさらに伸ばして繰り返す程度かなと考えていますが、どこまで生体が耐えれるか…。
不安な日々ですが、できる限りのことはしていこうと思います。
ではまた。