皆様、お疲れ様です!
raikaです。
今日は私が使っている遮光も備えたライトスタンド 『VinCitのiSHADE』の紹介&レビューをしようと思います。
マリンアクアリストの方々はSPSの色揚げのためにスポットライトを何種類も組み合わせて使用する事が多いと思います。サンゴの色揚げのためには必須級の光の調整ですが、ここに力を注ぐと、全体としての美観、ライトの取り付け、目への害的影響など色々な問題点が出てくると思います。
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そこで、色んなタイプのライトスタンドやDIY例なども調べ、最後にたどり着いたのがこの商品です。
もちろん短所もありますが、それを補って余りある素晴らしいものだと思います!ライトスタンドの購入を検討されている方であれば、iSHADEはおすすめできる商品だと思います。
今回はそんなiSHADEについてレビューしていこうと思います。
現在は改良版の『iSHADE Ref』が販売されています💡 こちらもレビューしましたので、気になる方は👇を参考にしてみてください😊
ライト多灯の問題点
サンゴを飼育する為には光は必須の項目です。しかも発色などを考えると各個体に合わせて異なる波長を照射する場合もあります。結果的に、水槽の上がライトだらけになり、下記のような問題が生じます。
取り付けの問題点
ライトを多灯するためには設置する足場が必要です。
よく目にするのは、水槽上部にアーチ状に設置するライトスタンドです。このタイプは取り付けはシンプルで導入しやすいですが、足場として不足したり、安定性にも不安があります。
天井や壁に吊り具を設置すれば、足場面積や安定性、汎用性も向上しますが、天井や壁に対して大なり小なり工事が必要になり、取り付けはややハードルが上がります。
水槽の上がライトやコードだらけで不格好
マリンアクアリウムのは醍醐味の一つはなんと言っても魚やサンゴを鑑賞し楽しむ事です。水槽を眺める時に沢山の明るいライトが雑多に灯っていると、どうしてもそこにも目がいき全体としての水景を損ねてしまいます。
紫外線など目に対する影響
サンゴを飼育するには様々な波長が必要となります。このため、使用する波長には紫外線のみ照射するようなものもあります。大人の目線では直接光を見る事はあまりないですが、小さな子供の場合は直接見てしまう事も想定されます。特に小さなお子さんがおられるご家庭では配慮してあげたいところです。
iSHADEについて
水槽に取り付けるタイプのライトスタンドとシェードが一体となった商品です。
使用されている板はポリカーボネートで耐熱性がありとても軽いです。紫外線などにも耐久性があり、劣化しにくいとの事です。
デザインはシンプルですがキャビネットとの一体感を重視して設計されています。
そのデザインの素晴らしさは2020年度の『Good Aquarium Design Award』にも選ばれている事からも伺い知る事ができます。
実際の使用感
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組み立てから設置
組み立ては付属の工具を使ってマニュアルを見ながら特に問題なく出来ました。フレーム素材はアルミで、水槽設置部の固定ネジはにはプラスチックネジが使用されており、錆の不安はありません。組み立ててから水槽の上に持ち上げましたが、非常に軽く難なく持ち上がりました。
水槽の縁に乗せる部分は写真のように幅1.5cm、高さ1.0cmとなっていました。うちの水槽はreefer250ですが、問題なく設置出来ました。
フランジ有りの水槽で縁からフランジまでの距離が1.0cm未満の水槽の場合は、フランジに乗る格好になるので導入はよく検討する必要がありますね。
両サイドのシェードはネジで上下、前後にある程度の調整が可能となっています。前面のシェードはフレームに引っ掛けるように取り付けるため、普段の付け外しは容易です。普段のお手入れにも支障が少ない設計になっています。
問題点は解決できているか?
取り付けは上記のように、組み立てて水槽に乗せて固定するだけで容易です。加えてフレームは通常のライトスタンドよりも頑丈で、安定性は高いです。さらに追加アームやライティングレール取り付け用のオプションがあり、これを付けることによりさらに汎用性が向上します。我が家では追加アームにレールを取り付けて快適に使用しています。
ライティングレールは取り付けることによりコードを減らす事も可能になるので、非常にオススメです。また電源タップ取り付け金具やフックなどのはオプションもあり、これらを活用するとさらに整理する事ができます。
シェードを取り付けた状態はシンプルでスタイリッシュな仕上がりになっており、美観的になんの問題も感じません。もちろん、紫外線の漏れもかなりカットできています。
iSHADEのデメリット
非常に優れた商品だと思いますが、デメリットもいくつか感じましたので以下に列挙します。
値段が高い
普通のスタンドに比べるとかなり価格は高いです。オプションを付けるとさらにコストはかさみます。
サイドから手を入れられなくなる
サイドのシェードはネジ止めになっています。着脱は可能ですが、フレームも大きく、サイドから手を入れたいような場面では苦労する事があるかも知れません。
色/サイズのバリエーションがもう少し
色は現時点で黒と白のみです。reeferとは相性が良いですが、例えば茶色系統の木製キャビネットなどとは統一感が出にくいかも知れません。
サイズは2021年1月時点で60、90、120の3種類で、45センチ水槽などでは使用出来ません。
以上、iSHADEについて紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
スポット多灯の問題点でお困りの方にはおすすめできる商品ではないかと感じました。
皆様の参考になれば幸いです。
ではまた!