皆様お疲れ様です。
raikaです。
3月は3月5日『サンゴの日』もあったので、いくつか新しいサンゴを入海させました!いずれも綺麗な個体なのでご紹介していこうと思います。
また、ダイノス騒動のその後や、水槽へのちょっとした追加投資もありますので、それらも一緒にご報告しようと思います。
水槽への追加投資
前回のダイノスの件で、生物多様性の重要さを改めて痛感しました。顕微鏡観察してみると、見えていなかった小さな生物たちが実は沢山いて、水槽の環境に大きく貢献しているのだなと思います。
ダイノスについての記事はこちら↓
そこで、普段は見えていなかったプランクトンや細菌についてもう少しケアをしていこうと思いました。
ダイノス騒動ではシュリンプさんの多様な動物性プランクトンにお世話になったのですが、そもそも動物性プランクトンは我が家の水槽にも昔はいたはずです。それが居なくなったと考えると、今回投入したものも居なくなる可能性が考えられました。
Easybooster NANO9
そこで、少しでもそのリスクを減らすべく、彼らの餌となりうる植物性プランクトンを定期的に投与する事にしました。
raika
この商品は高濃度、高品質の植物性プランクトンが入ったゲル状の添加剤です。
動物性プランクトンだけでなく、サンゴやシャコガイ、ライブロックまでもが活性化するとのことです。ドージングポンプでも使用可能な商品もありますので、各家庭の水槽システムに応じて使いやすい商品を選べば良いと思います。
プッシュすると緑のゲルが出てきますので、これを水槽水に溶いてから投入して使っています。我が家ではまだ使用して日が浅いので、目に見えた効果は正直に実感は湧きませんが、少なくとも悪影響はなさそうです。動物性プランクトン達が美味しそうに食べてくれている事を妄想しながら、しばらく使っていこうと思います。
Bio Aqua Marin
知る人ぞ知る東京の有名老舗店NATURALさんのオリジナル商品です。
乳酸菌や酵母菌など多くの菌が含有されたパウダー状の添加剤です。魚の腸内細菌叢を整えることを主目的とした製品で、いつもの餌に混ぜて使用します。使用により、魚の腸内細菌叢が整って魚が元気になり、また、水槽内の濾過細菌叢の多様性にも貢献するようです。
raika
人間でも腸内細菌叢のバランスは非常に重要なのは職業がらよく分かるので、この商品の言わんとしていることはとても刺さりました。
購入はNUTURALさんやREEF-TRIGGERさんなどで可能です。
新しく入海したサンゴ達
今回はいつも購入しているコーラルモンスターさんとコーラルアクアティックさんから2個体づつの購入です。
まずはコーラルモンスターさんから購入した2個体
ディスクコーラル Discosoma Mushroom
ソフトコーラルを代表するサンゴの一種です。初心者でも飼育しやすいサンゴですが、我が家では初の入海となりました。小さくて分かりにくいですが、色彩は多彩、模様も独特で味わい深いサンゴです。科目としては『イソギンチャクモドキ科』に属しており、その名の通り、イシサンゴよりもイソギンチャクに近い生物のようです。種類や色のバリエーションも多く、コレクション性もあります。
お迎えした個体はエメラルドグリーン、オレンジ、レッドなど多彩な色調で綺麗です。
光量:好日性サンゴですが、光はそれほど必要なくPAR:50程度でも飼育可能
水流:弱〜中 あまり強いとめくれたり、下手すると剥がれてしまうようです。
餌:特に必須ではないが、給餌すればよく育つようです。
ソマリアハナガササンゴ Goniopora somaliensis
ハナガササンゴの一種でポリプが比較的短いタイプのものです。これまで見てきたハナガササンゴに比べて、あまり見た事のない色合いだったので迷わず購入しました。小さなポリプをたくさん咲かせて、まさにお花畑のようです🌸 ハナガササンゴは給餌が下手で苦手意識があるのですが、頑張って育てたいと思います💪
光量:中程度
水流:ポリプがなびく程度
給餌:長期飼育のために大切
スゲミドリイシ Acropora Nana
次はコーラルアクアティックさんから購入した個体です。
こちらは妻が購入してくれました。
妻は趣味を共有してくれてまして、時折サンゴも購入してくれてます。鑑賞専門で飼育は私がやりますが、この趣味を続ける上で非常にありがたいです。我が家の水槽の左1/3は妻のエリアです😁
一つ目はスゲミドリイシです。ポリプは黄緑の蛍光で、骨格は深い紫色をしています。スゲはこれで二つ目になりますが、ポリプの蛍光色が強さが独特で綺麗です。
Grafted Montipora Setosa
2つ目はオレンジ色のコモンサンゴの一種です。ウスコモンはあったのですが、この種のコモンサンゴは初めてです。写真では分かりにくいですが、オレンジの中に少し黄色みが混ざった2色の色合いがあります。我が家の水槽にはない色合いで非常に目立ち、こちらも綺麗です。コモンはSPSでも比較的丈夫ですが、油断せずに慎重に育てたいと思います。
光量:SPSですが強光は苦手なようで、むしろLPS環境程度の光量を好むようです。
水流:中の下程度(PAR:150〜200前後)
給餌:特別必要はない
ダイノス騒動 その後
ダイノスはその後も出現する事なく経過しています。不安だったので、プランクトン入り海水をあの後にもう一度追加投入しました。
全体としては、ダイノスはもちろんのこと、ガラス面へのコケも減少しています。また、一時増えていたデトリタスはかなり減少しました。コケもデトリタスもプランクトンが食べるor分解してくれているのでしょうか?
悪影響があるとするなら、それは硝酸塩の上昇です。多様な生物層を入れたので当然と言えば当然ですが、普段はほぼ0に近い我が家の水槽で、2ppm程度まで上昇しました。元々ダイノスで弱っていたストロベリーがいたのですが、ダイノスが落ち着いてからポロポロと共肉が剥がれあっという間に白化してしまいました。それ以外のサンゴ達はとても元気なので、恐らく弱っていたところに硝酸塩上昇でトドメを刺してしまったのではないかと考察しています。
ダイノスを乗り切り、サンゴも追加できました。今回の失敗を受け、自分なりの対策もしたので、これでしばらく様子を見ていきたいと思います。
ではまた!