水槽日記 悪循環💦

皆様お疲れ様です🌱

raikaです。

負の連鎖の続く我が家の水槽。一体どこからおかしくなり始めたか?悶々と考えてみると、きっかけはクマノミ稚魚飼育だったように思います…。

もちろん、クマノミ稚魚飼育そのものが悪かったわけではないです。これをきっかけに魚の餌強化を始めたまでは良かったのですが、問題はそのやり方が悪かったように思います。今から考えると、もっとゆっくりやれば良かったのかも知れませんが、生餌をバンバンと与えるようになり、この頃から茶苔が増え始めたのです。

最初は少しでしたが、徐々に勢力を拡大し、気づいた時にはかなり勢力に。しかもシアノバクテリアまで出現し増えてきました💦

これはいかんと苔対策に躍起になり始め、挙げ句の果てに白点が出現😓 ここで慌てなければ悪循環を断ち切るチャンスはあったかも知れませんが、薬剤投与でさらに拍車が💦

サンゴは絶不調となり、今のところ死なせることは無かったものの、かなり色落ちさせてしまいました😢 各種対策を行なって、やっとこさ調子が改善傾向になってきたかと思った矢先…

ラスボス出現💀

白点キラーによるSPSを主体としたダメージは中々でした💦

ただ、対策の甲斐もあってか、サンゴの活性は少しづつ上向きになってきたように思います😮‍💨

一時はKHなどの添加量は半分まで落とさないといけない状況でしたが、今は8割ちょっとまで増やすことができ、ポリプも随分としっかり出始めています。

前回までの概要はこちら👇

何とか悪循環の流れを断ち切れそうな兆しが出てきた矢先、当直から帰宅して水槽をみると…

いつもの茶苔とは違うネバっとした感じで気泡をまとうこの姿…

過去に何度か見たことのあるアレです。このタイミングでそれは辞めてと祈りながら顕微鏡を覗くと、

予感的中…ダイノスです😱

タイミング最悪ですが、必然と言われればそうなのかも知れません。白点キラーによって白点やシアノバクテリアだけでなく、サンゴもダメージを受けたのです。当然、それ以外の菌類やプランクトンなどもダメージを受けているはずです。うまく保たれていたバランスは崩れ去り、ダイノスが繁殖してしまったのでしょう…。

しばらく呆然、アクアテンション急降下です。

でも、調子を取り戻しつつあるサンゴ達やまだ元気に泳いでいる魚達を見ていたら、我を取り戻しました🔥

ダイノスに関しては、自分が未熟なせいもあるのですが、初めての相手ではありません。それなりにノウハウも分かっているつもりです。何とかコントロールする事も不可能ではないと思います。

なので、改めてダイノスの現状を把握する事にしました。

改めて顕微鏡を見てみると、ダイノスは明らかに数が多いですが、それだけではなさそうです。上の画像では小さな米粒のようなものがダイノスですが、それ以外にも植物プランクトン(線状や長方形に写っているもの)が多数混在しており、観察する場所によっては動物プランクトンも多数居ます。つまり、ダイノスが一強の状態ではなく、まだブルームする前の段階という可能性があります(妄想かも知れませんが…)。

だとすれば、まだまだバランスを取り直せる可能性があります🔥 

取れる対策

少し希望が出てきたので、早速対策を始めていく事にしました。

ただ、今回はサンゴがすでに不調という大きなビハインドがあるので、取れる対策も限定的になりそうです。

ダイノスについてはこちらで詳しく記載しています👇

多くのダイノス対策はサンゴにも悪影響を与えますが、逆に水槽に優しい対策もあります。それが生物多様性を高める方法です。今回はこれを重点的に行い、要所で物理的除去と可能な範囲で光量減量を行う方針としました。

動物性プランクトン

まず初めに投与したのが動物性プランクトンです。これはいつもお世話になっているシュリンプさんに連絡して付着性MIXタイプを購入しました。

動物性プランクトンは植物性プランクトンなどを餌に活動し、植物性プランクトンに次いで食物連鎖の下支えをしてくれる重要な存在です。白点キラーで寄生虫が死ぬのなら、これらのプランクトンも死滅した可能性があります。このため、バランス改善を目的に投与しました。

植物プランクトンとバクテリア

次に注文したのは植物プランクトンとバクテリアです。

バクテリアに関しては普段から使用していますが、ダイノスにも効果ありと明記されているDr.Timsの商品を複数取り寄せました。

この二つはダイノス用のレシピが存在し、併用する事でダイノスを減らす効果があるとされています。実は以前にこの方法を取った事があります。その際は再燃してしまいました。ただ、一定の効果はあると考えて再チャレンジです。

同じ会社のバクテリア剤をもう1種類購入しました。

こちらはバクテリアバランスの崩れた水槽用にブレンドされたバクテリア剤です。上記二つの投与が終わった後に継続的にダメ押しで使用してみようと思っています。

最後に植物プランクトンです。ダイノスは植物プランクトンの一種ですので、別種の植物プランクトンを増やす事で競合してくれたらと考え投与する事にしました。我が家では普段からeasy Reefsの植物プランクトン商品を添加しています。ただ、今回はこれに加えて最近ナチュラルさんから『生きた植物プランクトン』が販売されたので、これを機に試してみる事にしました。

Bio AQUAは補充用です。

光量減量と物理的除去

今回はサンゴが不調なので、完全遮光はしない方針です💦 具体的には照射時間をいつもの半分にまで減らし、メインのスペクトラの出力を少し落とし、スポットライトはoffとしました。

物理除去はやりすぎるとダイノスを散らす事になるので、最も目立っていた水流ポンプを清掃し、簡単に吸えるもののみ日々吸い出していこうと思います。

最終兵器

今回はサンゴがすでにダメージを負っているのと、薬剤投与で痛い目を見た直後なので、基本は薬剤系の対策は行わないつもりです。ただ、何をやってもダメで、このままでは『水槽崩壊』という状況も一応は想定しておかなければなりません😓

その時にはこれを使おうと思い一応買いました💦

こちらはFAUNAMARINEから販売されているダイノス用の駆除剤です。私自身は使用経験はありませんが、何人かのフォロワーさんが使用されており、かなり効果が出ていたように思います。ただし、サンゴに対する被害も中々のようです💦 サンゴが元気であれば、いきなりこれを使い、「肉を切らせて骨を断つ」作戦が通用するようです。

現状の私ではダイノスと共にサンゴも全滅してしまいそうなので、本当にどうしようもない時に投与を考えようと思います😓

対策後の経過

さて現状ですが、対策を行って数日が経過しています。対策のお陰なのか、ダイノスがどんどん増えてサンゴを覆うような状況は今のところありません😮‍💨

ただし、自然に減る様子もありませんので、油断は出来ない状況です。

引き続きバクテリア/植物プランクトン投与と物理除去を行いつつ、動物性プランクトンも状況に応じて補充してみようと思います。

白点病の経過

最後に白点病のコーレタンですが、今のところ前回の写真の時くらいの白点の数が最大で、その後は出たり出なかったりの状態です。見た限りは元気そうなので、今は白点虫と共存しているような印象です。ただし、今後は白点虫が優勢となる場合も有り得ますので、対策はしていこうと思います。

ちなみに、今回は白点キラーで失敗してしまいましたが、メイン水槽内での治療としては、何人かの方から以下の薬剤が安全に使えたと教えていただきました👇

ただ、薬剤は今の私には怖くて使えません😓

やはり病気の魚を取り出すのが一番だと考え、これまた教えていただいた方法でコーレタンを捕まえる事にしました。

トラップの設置

魚を捕まえる方法は数種類存在しますが、餌を追いかけてしっかり食べる子にはトラップが向いています。コーレタンはとても餌をよく追いかけてくれるので、トラップを仕掛けて捕獲する事にしました。

トラップにも色々あると思いますが、ベテランさんに教えて頂いたのは隔離ケースを用いたトラップです。方法はシンプルで、隔離ケースの側板を外し、餌でケースの中に魚を誘い入れ、入ったら側板で蓋をして捕獲します。

ただ、いきなり隔離ケースに魚が入ってくれる事は無いので、取りあえず今は隔離ケースを水槽内に設置して慣らしている最中です。

こちらも進捗があれば報告していこうと思います。

今回はダイノスの発生と白点治療の経過についてまとめました。問題噴出ですが、やれる事を進めていこうと思います。

ではまた👋

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