水槽日記 初出品📦

皆様お疲れ様です🌱

raikaです。

GWも後半になりました。幸い天気も良かったので、皆様楽しまれたのではないかと思います😊

我が家はキャンプ🏕を楽しみ、後半はゆっくり過ごそうと思います。

さて、今回の話題は題名の通り、我が家の水槽で手塩にかけて育てたサンゴを初出品させていただきました⤴️

出品をするにあたっては、梱包や配送など、普段の飼育とはまた違った知識や技術が必要になります💦

案の定、色々と手間取ることになりましたが、初の出荷をなんとか終えることができました😮‍💨 今回はそんな出品について学んだ事を備忘録も兼ねて記事に残そうと思います✍️

出品した生体

今回出品させて頂いた生体は『Grafted Montipora』『Bubble gum digitata』の2種です。いずれもコモンサンゴの1種で、SPSの中では比較的飼育は容易な種類ですが、色をしっかり出すのは意外と難しかったりもします。

Grafted Montipora

Graftedには『移植』という意味があり、異なる色のコモンサンゴを敢えて接触させ、人為的に混ぜ合わせた個体です。多くのサンゴでは、このように上手く掛け合わせる事は難しいのですが、コモンサンゴにはいくつかこのタイプのサンゴが存在します。

今回出品したものは、その中でも赤の骨格に赤のポリプの個体と緑の骨格に赤いポリプの個体が混ざったものです。

写真↑はレイアウトしている我が家のマザー個体です。こちらをトリミングした時の欠片を処分せずにフラグ化して養生しました。マザーはシンプルに色が真っ二つに分かれていますが、フラグを作る際に色をランダムに混ぜると、下の写真の個体のようにまた違った柄になって綺麗です。

(撮影時の照明条件の違いで、実際に若干マザーが色濃い程度の違いです🙏)

Bubble Gum Digitata

エダコモンサンゴの1種で、青い骨格に真っ赤なポリプ、そして成長端の蛍光緑が非常に印象的なサンゴです。

色彩が豊富かつ鮮やかな事もあり、人気もあるのではないかと思います。

青、赤、緑と、3色が混在するサンゴは単独でも非常に目立つのですが、特に成長端の緑は油断すると抜けがちです💦

我が家でも、不調の際は成長が滞り、緑が消えた時期もありました。まだまだ手探りですが、ある程度の光量や安定した水質は色維持には必要であると実感しています🤔

初の出品

今回は初出品という事もあり、まずは上記の2種のサンゴを1個体づつ出品することにしました。

以前から自分が育てたフラグを販売してみたいと考えてはいましたが、

raika
raika

欲しいと言ってくださる方がおられるのか?

raika
raika

梱包や配送が自分にはできるのか?

などなど、不安要素が満載で、ずっと先送りにしていました😓 ただ、フラグはしっかりと育ってきましたし、季節的にもちょうど配送しやすい時期になってきたので、意を決して初出品する事にしました🔥

出品はSNSを通して呼びかけをしました。私はTwitterとInstagramを利用していますが、Instagramでは動物の販売が禁止されているので、Twitterのみを利用する事にしました。

当初は、ツイートしても簡単にはお声はかからないだろうと思っていましたし、早朝にツイートした事もあいまって、朝の回診後まで確認できずにいました。一段落して携帯を見ると…なんと予想外に5名ほどから問い合わせが💦 しかも、2個体とも希望と仰る方まで😵

取り敢えずTwitterでの募集は急いで締め切り、皆様とやり取りさせていただきました💦

慣れてから販売しようと思っていた予備のフラグが複数あったので、せっかくお声がけいただいた方と個別にやり取りし、結果的に各種3個体づつの合計6フラグが旅立つことになりました🙏

梱包資材

非常に嬉しく有難いことですが、問題は『梱包』です💦 慣れるまで小出しで様子を見るはずが、まさかの3倍の量を配送する事に。スキル的にも全く初めてであったことに加えて、配送資材も不足気味だったので、急遽揃えることになりました😵

必要な梱包資材のリスト

私の場合、基本的にはサンゴを配送することしかありませんので、サンゴ用として今回準備したものをご紹介します。

  • フィッシュバッグ(丸底ビニール袋)
  • 新聞紙
  • アルミバッグ
  • カイロ(夏場なら保冷剤)
  • 発泡スチロールの箱
  • 輪ゴム
  • プラケース
  • ガムテープ

大体は百円ショップなどで集まる資材ですが、『フィッシュバッグ』はペットショップなどの専門店で通販しないと手に入れにくいのではないかと思います。置き場所があるのなら、サンゴを購入した時に、配送されてきた資材を洗って保存しておくのも無駄がなくて良いと思います💡

上記資材について、自分なりにいくつかポイントと感じた事を補足しておきます。

フィッシュバッグ

これは生体を入れる為のビニールの袋です。生体を購入するとほぼこれを使用して包んでくれますので、皆様にもお馴染みのビニール袋かと思います。形状がやや特殊で厚みもあり、生体をパッキングしやすいです。ニーズが限定的なので、ペットショップや通販などでないと手に入りにくいかと思います。

様々なサイズが販売されていますが、厚さ0.06mmで高さ45㎝、横幅を18㎝と16㎝の2種類で購入しました。ショップが使用しているものを参考に選びましたが、なるほどちょうど良いと感じました💡

具体的には、小さ目のフラグであれば16cmがちょうど良く、少し大きめのフラグなら18cmが使いやすかったです。厚みは表記上は薄いかと感じましたが、ショップが使用しているものと大差はないと感じました。高さに関しては35㎝サイズなどもありましたが、袋を閉じる際にある程度高さのあるものの方が梱包しやすいので45㎝で良かったと思います。

アルミバッグ

保温力の向上や一緒に入れるカイロや保冷剤で急激に温度変化させない為に役立つアイテムです。ショップによっては使用されていない場合もよく見かけますので、必ずしも必要なものではないと思います。ただし、少しでも最適な温度を保てるのであればと思い、今回は使用しました。

カイロや保冷剤

サンゴを配送する際は、どうしても水槽内に比べて温度調整が難しくなります。このため、配送する時期、気温、天候に応じてカイロで温めたり、逆に保冷剤で冷やしたりする必要が出てきます。

今回はカイロを使いましたが、カイロによって持続時間や平均温度、最高温度が異なるようで、カイロならなんでもいいと言うわけでもなさそうです💦 少なくとも持続時間は24時間のものを選んでおかないと、最悪の場合、夜中の冷える時間帯に効果が無くなるなんて事もあり得ます😱

発泡スチロール

海水を満たしたフィッシュバッグをいくつ梱包するかでサイズは変わります。今回は1つの場合と2つの場合で配送しましたが、フィッシュバッグ一つなら3辺合計が60㎝の箱でピッタリ、フィッシュバッグ2つなら80〜100㎝は必要になるかと思います。

梱包手順

さて、いよいよ実際に梱包作業です💨

事前に調べたのですが、以下の動画は大変参考になったのでリンクを貼っておきます👇 一つは以前にコーレタン・ホワイトテールの入荷情報でもお世話になった方の動画です😊

事前準備

梱包作業はサンゴへのダメージを出来るだけ少なく進めたいので、サンゴを袋に詰める前に出来ることは可能な限り済ませておくと良いです。

梱包する量にもよりますが、飼育水を使うので人工海水をあらかじめ作っておきます。また、梱包時に使用するクッション材も各種準備しておきます。

次に箱の準備です。カイロを使用する場合はカイロがちゃんと酸化して暖かくなるように、発泡スチロールにいくつか穴を空けておきます。穴の近所にカイロを貼り付け固定します。この時点で貼り付けておくと、箱を閉じる前にちゃんと温まっているか即座に確認可能です。その後に新聞紙を箱に敷き詰めておきます。

サンゴのパッキング

ここが迅速かつ丁寧に進めたい箇所です。

まずはフィッシュバッグに半分程度海水を入れます。その後にサンゴを袋に入れます。個体によって様々ですが、フラグならプラスチックのケースなどに穴を空けて刺しておくと、袋に接触しにくくなるのでサンゴにとって優しいです。また、サンゴの接触による袋の破損も防げます。

サンゴを袋に入れたら、さらに海水を足して、およそ袋の2/3程度まで満たします。密封する方法は、先に紹介したショートマンさんの動画がとても参考になります。

袋は2重~3重が望ましいです。配送中に予期せぬ袋の破損で海水が漏れると、サンゴが死ぬだけでなく、他の方の荷物まで損害を受けます。これは絶対に避けたいところです⚠️

パッキングが終われば、事前に準備した箱に詰めて梱包は終了です。

配送について

最後は配送についてです。配送時間は基本的に短いに越した事はありませんので、翌日午前着は私のような素人梱包では必須かと思います。利用しているヤマト運輸では、翌日午前着で配送できる地域が発送元によって決まっていますので、販売する場合はその旨を限定させていただきました。

また、翌日午前着で送りつつも、ギリギリまで飼育水槽に入れておきたいので、可能な範囲で遅めの時間で出せる方法を調べました。全国の営業所で共通かは分かりませんが、大きなセンターでは21時まで、営業所では19時までに出せば翌日午前着で配送してくれるようです。また、自宅に集荷依頼を出す場合はおよそ16時頃まで来てもらうと午前着が可能のようです。コンビニ持ち込みは便利ですが、店舗によって最終受付がまちまちで、集荷よりも早く出す必要もあるので注意が必要です。

私の場合、行ける時は近くの営業所に持ち込み、無理な場合は集荷依頼を利用して無事に届けてもらうことができました。

今回は初のサンゴ出品についてまとめました✍️ 自分が育てたサンゴを購入し喜んで頂けるのは、飼育者としてとても嬉しいものです☺️ 沢山は出せないですが、今後もこじんまりと続けられたらと思います🌱

ではまた👋

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